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口の中に広がる月桃の優しい香り 浦添市勢理客にある沖縄そば屋のオリジナル麺 スープと相性抜群

沖縄タイムス+プラス / 2024年10月4日 8時46分

月桃の粉末を沖縄そば麺に練り込んだ風味豊かな「月桃そば」(大)と、人気の「月桃おこわ」

[胃心地いいね](797) 麺屋ちばとおーんどー 浦添市勢理客2-10-14

 麺をすすると、月桃の優しい香りが口の中に広がった。月桃の葉の粉末を練り込んだコシのあるオリジナルの生麺が魅力。深い味わいながらも主張し過ぎないスープと相性抜群で、一気に食べ切ってしまった。

 こだわりの麺は、店主の知念輝雄さん(70)が約20年前に開発した「月桃香麺」。スープは豚骨とカツオをベースに鶏がら少々、昆布と塩を使う「昔ながらのだし」で、時間をかけて味に深みを出しながら、あっさりに仕上げている。

 「沖縄そばは永遠に不滅。月桃も仲間入りできないかなって思った」と知念さん。首都圏の和食店で腕を磨き、県内複数の店で料理長も務めた。「沖縄に残せる何か特別なものを」と長年抱いた「野望」を形にしたのが「月桃香麺」だ。

 当初は販売だけだったが、「良い物を食べれば納得するはず」と10年ほど前から本格的なそば屋を仕掛けた。普通麺や浦添特産の桑の葉粉末を練り込む生麺もオリジナル。こだわり全てを製麺所に伝えている。

 人気は「月桃そば」(大800円、中700円)と「月桃ソーキそば」(大830円、中750円)。普通麺や桑麺も同じ値段で味わえ、ジューシーや揚げ物などが付いて麺が選べる750円ランチもリピーターを引き付ける。

 もち米と具材を月桃の葉で包んで蒸した「月桃おこわ」(200円)は主役級の逸品。「冷やし月桃か桑」(大650円、中550円)も年中楽しめ、500円で提供する「素そば」は「気持ちの分だけ」具が入るのもうれしい。

 店名「ちばとおーんどー」は「頑張ってますよー」のウチナーグチ。知念さんは「とにかく月桃麺の良さを知ってもらうため、体の続く限り、頑張らせていただきます」と笑った。(浦添西原担当・新垣玲央)

 【お店データ】営業は午前11時から午後3時。木曜日は定休。カウンター4席とテーブル席の全8席。電話090(9785)7465

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