F16戦闘機が12機飛来 米軍嘉手納基地 一度の飛来数としては異例

沖縄県米空軍嘉手納基地に大挙飛来したF16戦闘機＝4日午前11時10分ごろ

　沖縄県の米空軍嘉手納基地に4日午前11時10分ごろから午後0時20分ごろにかけ、米サウスカロライナ州ショー空軍基地所属のF16戦闘機が計12機飛来した。同機が一度に大挙して飛来するのは異例。

　嘉手納では所属する老朽化したF15戦闘機の退役に伴い、すでに別のF16が暫定配備されている。新たに飛来したF16が機体交代で暫定配備される可能性がある。

　F16は米ハワイ州パールハーバー・ヒッカム統合基地から嘉手納に飛来したとみられる。嘉手納には現在、F22ステルス戦闘機も暫定配備されている。

　米軍はF15の退役支援で、米本国から嘉手納に戦闘機をローテーションで暫定配備させることについて「安定した戦闘能力の確保に向けて高度な航空機を一時的に配備し、地域における戦闘機を安定的に維持し続ける」と強調している。