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那覇空港向けの「下り」を撤去 モノレール駅と結ぶ動く歩道 沖縄県「上り」は修繕へ

沖縄タイムス+プラス / 2024年10月5日 18時37分

2年近く利用できない「動く歩道」。進入禁止の張り紙が掲示され、チェーンがかけらている=2024年8月8日、那覇空港

 沖縄県議会9月定例会は4日、一般質問が始まり、「沖縄自民党・無所属」の8氏が登壇した。沖縄都市モノレール那覇空港駅と那覇空港を結ぶ連絡通路に設置された「動く歩道」について、前川智宏土木建築部長は駅舎向け上り勾配は修繕し、空港向け下り勾配を撤去する方針を示した。

 動く歩道は老朽化に伴い2022年9月から約2年間休止。改修も検討していたが、費用が高額で、県は撤去も視野に検討していた。前川氏は「上り修繕で利用者の移動負担軽減を図り、下り撤去で通路幅を広げ、より利用しやすい移動空間を確保していきたい」と説明した。

 諸見里真文化観光スポーツ部長は、閉館した県立郷土劇場に代わる新施設に関し、23年度の調査で「新たな拠点設置のニーズは少なく、駐車場を備えた稽古場や道具類の保管場所のニーズが多く示された」と明らかにした。既存施設の有効利用や保管場所を支援するため事業化に向けて検討を進め、専門人材の起用も研究中とした。

 沖縄芝居の舞台美術や幕、文学者の自筆原稿、昔のネガや8ミリフィルムなど、公文書館にも博物館・美術館にも入らない貴重な資料が、廃棄や喪失の危機にある。いずれも新垣淑豊氏への答弁。

 名護市辺野古の新基地建設に使う土砂の運搬中に同市の安和桟橋で起きた交通死傷事故を巡り、前川氏は「ポール設置の可能性はある」と述べた。ガードレールは「歩行者の自由な通行を妨げる恐れがある」として認めていないが、ポールはある程度自由度が保たれるとし、防衛局と調整しているとした。島袋大氏の質問に答えた。

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