「これであと10年長生き」 敬老会にヤクルトで競ったのは…優勝は94歳女性 沖縄・与那原町

「ヤクルト勝負」で興奮する参加者と優勝した比嘉節子さん（左から5人目）＝9月21日、与那原町・板良敷公民館

　【与那原】与那原町板良敷区（徳村周作区長）の2024年度の観月・敬老会が9月21日、同区の公民館であり、約60人が参加した。

　民謡ショーや青年会による獅子舞に続いて笑いが広がったのが「区長タイム」。お年寄りがヤクルトを飲み干し「ちゃーがんじゅー」と叫ぶまでのタイムを競った。前日に誕生日を迎えたという比嘉節子さん（94）が優勝した。

　徳村区長は「はいはい、皆さん準備はいいですか。これであと10年長生きです。『よーい、どん！』…で飲む」と説明し、参加者をいったんフライングさせた。本番が始まると、拳を突き上げて次々に「ちゃーがんじゅー」。比嘉さんから順に景品を選び、笑顔で降壇した。

　比嘉さんは「たまにしか会えない人もいるから、こういう場は良いですね。（区長の父の）徳村政福さんから『あんたが来ないとみんな泣くよー』と言われてね。それで来ました」とほほ笑んだ。（南部報道部・平島夏実）