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トロトロで甘辛い豚肉料理「ラフテー」 度数の高い泡盛を使うと早く煮え、味も染みやすく【沖縄料理レシピありんくりん】

沖縄タイムス+プラス / 2024年10月10日 6時42分

 沖縄でおなじみの家庭料理や行事料理を、もっとおいしく作りたい! 琉球料理を長年教えてきた松本料理学院(那覇市)の講師の皆さんに、自宅でおいしく作るための基本のレシピと押さえておきたいコツあれこれ(ありんくりん)を教えてもらいます。沖縄食材や調理方法の解説もあわせてチェックしてみて!

 沖縄の代表的な豚肉料理の一つ「ラフテー」。泡盛は40~45度と度数が高い方が豚肉が早く煮え、味も染みやすいです。しょうゆを使った甘辛味とトロトロの肉が食欲をそそります。箸で肉が切れるまで煮込みます。(松本料理学院学院長・松本嘉代子)

ラフテー

 

【材料5人分 調理目安時間130分】
豚三枚肉…600g
かつおだし…4カップ


30度以上の泡盛…1カップ以上
砂糖…1/2カップ
しょうゆ…1/2カップ
針ショウガ…少々

作り方

1 豚三枚肉はブロックのまま湯洗いして、丸ごと1時間くらいゆでる。

※皮を上にゆで、浮いてきたらひっくり返す。ゆで汁ごと冷ます。

2 1の豚三枚肉を6~7センチ幅の1.5~2センチ厚さに切る。または3~4センチ角に切る。

 

※形を整える時に出る切れ端の部分=写真左手前=は、チャンプルーやイリチー、アンダンスーなど、ほかの料理に使うことができる。

3 厚手の鍋に分量のだしと豚三枚肉、泡盛を入れ、しばらく煮たら砂糖を加える。

※砂糖を入れて5分ほど煮て、なじませる。

4 3にしょうゆを2回に分けて加え=写真、最初の5分くらいは強火、あとは弱火にして1時間らいゆっくり煮る。箸でちぎれるようになるまで煮る。

 

※しょうゆの半分は味をみながら加減する。

5 4を器に盛り付け、たっぷりの煮汁をかけて、針ショウガを天盛りにする。

※ゆでたゴボウやニンジンを一緒に煮込んで添えてもよい。

料理を作ってくれたのはこちら

 

 「松本料理学院」は、1969年に那覇市に開校した、沖縄伝統の琉球料理が学べる料理学院です。学院長は松本嘉代子先生。「食は命の薬(ヌチグスイ)」との考えが息づく伝統的な琉球料理のレシピと味覚の伝承に、長年力を注いでいます。料理教室は、松本先生らが講師を務める「琉球料理科」、家庭料理が学べる「食のいろは科」、来客向け料理をつくる「おもてなし科」の三つ。遠方の方も参加できるオンラインワークショップも準備中です。

 隣接するカフェ「琉球styleまつもと」では朝ごはんとランチで、琉球料理や沖縄の旬の食材を使った日替わりメニューが味わえます。

【問い合わせ】

松本料理学院
沖縄県那覇市泉崎1-9-13 電話=098-861-0763

琉球styleまつもと
電話=098-917-2841

ホームページ
https://matsumoto-ryorigakuin.okinawa/

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