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衆院選沖縄4区 立候補予定者の重要政策 西銘恒三郎氏・金城徹氏・山川泰博氏・山川仁氏

沖縄タイムス+プラス / 2024年10月14日 9時0分

[2024衆院選 10.27]

 衆院選が15日に公示、27日に投開票される。沖縄タイムスは沖縄1~4区に立候補予定の前職7人と元職1人、新人8人に重視する政策を聞いた。主な内容を紹介する。(衆院選取材班)

沖縄4区 

自民・西銘恒三郎氏 平和へ防衛力強化

 世界情勢が不安定化する中、皆が安心して暮らせるよう防衛力を強化する。ロシアのウクライナ侵攻が続くが、アジアでは絶対に戦争が起きてはいけない。日米同盟を基軸に、平和を永続させることに力を注ぐ。

 賃上げ好循環社会を実現するため、経済成長を促し物価高を上回る所得向上を実現させたい。また、子育て支援にも力を入れたい。どこでも子育てができる環境をつくりたい。居住する市町村によって、義務教育における子どもの給食費や医療費の負担額が変わる現状は改善しなければいけない。

 西銘 恒三郎(にしめ・こうさぶろう)1954年8月7日生まれ。那覇市出身。上智大学経済学部卒。県知事秘書などを経て88年の県議選で初当選し4期。2003年の衆院選で初当選し6期務めた。岸田内閣では沖縄担当相・復興相に起用された。

立民・金城徹氏 緊急経済対策促す

 物価高を克服するため緊急経済対策を促す。最低賃金は1500円以上にし、中小企業の賃上げ環境を整備する。企業団体献金を禁止し、国会議員の世襲による政治資金引き継ぎに制限をかける。

 給食費や高校・専門学校・大学の授業料を無償化し、選択的夫婦別姓制度の実現などで豊かさを実感できる社会をつくる。

 辺野古新基地建設は中止、普天間飛行場は即時閉鎖・撤去を訴え、オスプレイの配備は撤回させる。地域の合意なき自衛隊配備の強化は反対する。災害対策と復興への備えを強化する。

 金城 徹(きんじょう・とおる)1953年9月19日生まれ、那覇市出身。名古屋電気通信工学院卒業。92年、那覇市議に初当選し6期務める。2009年と14年に市議会議長選出。「にぬふぁぶし」前共同代表、オール沖縄会議共同代表。

維新・山川泰博氏 教育無償化を実現

 教育の無償化を実現する。義務教育のほか幼児教育、高校、大学などの教育費は完全無償化を憲法上の原則として定める。給食無償化と大学改革を併せて進めながら、国に関連法の立法と恒久的な予算措置を義務付ける。

 国民負担の軽減では、消費税減税、ガソリン税の暫定税率の廃止、社会保険料の減額を含めた大胆な減税と景気刺激策による物価対策を速やかに実行する。

 身を切る改革として国会議員の議員報酬と議員定数を3割カットする。企業・団体による献金やパーティー券の購入を禁止する。

 山川 泰博(やまかわ・やすひろ)1970年6月8日生まれ。豊見城市出身。日本文理大卒。2002~04年豊見城市議、09~13年那覇市議。前豊見城市長の山川仁氏の兄。祖父は立法院議長を務めた故山川泰邦氏。21年衆院選は2区で立候補し落選。

れいわ・山川仁氏 ミサイル配備反対

 自衛隊の南西シフトによるミサイル配備に強く反対する。危険をあおる行為は外交ではない。島民のことを思えば、徹底した平和外交を進めるべきだ。

 子ども政策をど真ん中で応援する。子どもの貧困などの諸課題が、やってるふりの政治で難題に変わってきている。政治が変われば笑顔になれる社会はすぐそこまで来ている。積極財政による経済対策も重要。消費税を廃止し、必要な時期まで国民一人一人に春夏秋冬の給付金を届ける。社会保険料減免、教育は保育から大学院まで無償などの政策も進める。

 山川 仁(やまかわ・ひとし)1974年9月24日生まれ。豊見城市出身。豊見城南高卒、産能短期大中退。豊見城市議を経て、2018年10月の豊見城市長選で初当選。2期目を目指した22年10月の市長選で落選した。同じ4区で立候補予定の山川泰博氏は兄。

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