1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 社会
  4. 社会

この暑さはいつまで 30℃超えの真夏日が続く沖縄 ようやく終わりが見えてきた

沖縄タイムス+プラス / 2024年10月18日 16時0分

 

ワカリアチサ “別れ暑さ”

 10月中旬に入り北寄りの季節風のミーニシ(新北風)の吹く頃ですが、県内各地で連日、最高気温は30℃を超えて、“別れ暑さ”が続いています。この暑さはいつまで続くのでしょう。

 過去10年、那覇の最後の真夏日を見てみますと、2018年は9月27日、その他の年は、10月に入ってからとなっています。

〈那覇の最後の真夏日〉
2023年 10月9日 30.4℃
2022年 10月22日 30.1℃
2021年 10月15日 30.3℃
2020年 10月20日 30.0℃
2019年 10月4日 30.0℃
2018年 9月27日 30.6℃
2017年 10月20日 30.6℃
2016年 10月28日 30.2℃
2015年 10月5日 30.5℃


2014年 10月9日 30.0℃

 過去10年、那覇の最後の真夏日を平均すると10月13日ごろとなりました。那覇の真夏日の最も遅い記録としては10月30日で、1998年10月30日には30.0℃、1987年10月30日には30.5℃を観測しています。

那覇の真夏日 23日が最後かも

 今年の真夏日の終わりが見えてきました。

 11月3日(日)にかけての那覇の天気と気温の予想を見てみますと、10月23日(水)ごろを境に、最高気温は30℃に届かない予想です。ただ、この頃にはフィリピンの東に熱帯低気圧が進む恐れがあります。そのため現時点では、25日(金)〜28日(月)ごろにかけて雨が降る見込みとなっていますが、進路はまだ不確実なので念のため、最新の情報にご注意ください。その他は概ね晴れる日が多い予想です。

 17日(木)に「高温に関する早期天候情報(沖縄地方)」が沖縄気象台から発表されました。沖縄地方はこの先、暖かい空気に覆われやすいため23日(水)ごろからかなりの高温になる予想として注意を呼びかけています。(かなりの高温の基準:5日間平均気温平年差+1.3℃以上)

 この先も平年の気温を上回る暑さはしばらく続きそうですが、真夏日は徐々に解消へ向かう見込みです。

体感の変わり目 日曜日は過ごしやく

 

 今週末19日(土)、20日(日)の沖縄地方は、高気圧に覆われて県内で広く晴れるでしょう。19日(土)の午後はにわか雨にご注意ください。最高気温は、沖縄本島各地や石垣島では32℃くらいまで上がる見込みです。20日(日)の午後は、北風がやや強まる見込みです。乾いた空気が入ってくるため、これまでよりも湿度は低く、体感は少しだけ過ごしやすく感じられそうです。

崎濱綾子
気象予報士/防災士(株式会社ウェザーマップ)
 沖縄県宜野湾市生まれ。ミスはごろもとして地元の観光大使を務める。RBC琉球放送でラジオ・テレビのリポーター、QAB琉球朝日放送で気象キャスターを担当。2005年に沖縄初の女性気象予報士となる。2005~2016年3月までRBC琉球放送の夕方のニュース番組で月~金曜日の気象キャスターを担当。2016年4月から東京の本社で勤務。Yahoo!ニュース動画出演・記事執筆を担当。Yahoo!ニュースエキスパート。好きな天気現象は、夏至南風(カーチーベー)。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください