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沖縄最北端の島の特産品で朝食ビュッフェ 観光客のデータを活用 伊平屋村とリゾーツ琉球が提携 外国人客を誘導へ

沖縄タイムス+プラス / 2024年10月22日 7時23分

観光マーケティングで業務提携した伊平屋村の名嘉律夫村長(右)とリゾーツ琉球の福嶋直取締役=10日、那覇市のホテルアクアチッタナハ

 沖縄県伊平屋村とリゾーツ琉球(豊見城市)は10日、観光マーケティングで業務提携した。伊平屋村は島をフェリーで訪れる観光客の予約データをリゾーツ琉球のマーケティングに生かす。リゾーツ琉球は11月から、伊平屋村の特産品を使った料理をホテルアクアチッタナハ(那覇市)の朝食ビュッフェで提供し、村の認知度を高める。

 那覇を訪れるインバウンド(訪日客)の離島への関心を高める狙いがある。アクアチッタナハは宿泊客の半数近くをインバウンドが占め、離島へ向かう欧州客も多く利用する。リゾーツ琉球は伊平屋村を訪れる客の居住地域や家族構成などの属性データを活用し、ホテルのプロモーションに生かす。

 伊平屋島は県内最北端の有人離島。空港がなく、交通手段が限られ、那覇周辺で前後泊して島を訪れる観光客が多いという。名嘉律夫村長は那覇市でホテルを展開するリゾーツ琉球との連携で「従来の観光プロモーションや物産販売にとどまらない経済波及効果や地域活性化が期待できる」とした。

(政経部・大川藍)

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