香り高く渋みのある「山城茶」待望の復活 うるま市石川の伝統茶葉、コーヒー店主の石川さんが4年かけ
沖縄タイムス+プラス / 2024年10月23日 12時55分
【うるま】うるま市石川山城で戦前から生産され、高齢化などを理由に7、8年前から途絶えていた「山城(やまぐすく)茶」がこのほど復活し、同市前原の農水産物直売所うるマルシェで販売されている。市内でコーヒー店「Tettoh Coffee(テットウコーヒー)」を営む石川智史さんが生産し、パッケージのロゴなどは北部農林高校生が考案した。農家が個人的に栽培し、ほそぼそと売られることはあったが商業施設での販売は久しぶり。石川さんは「復活を待ち望んでいた山城茶のファンに楽しんでほしい」とPRした。(中部報道部・又吉朝香)
香り高く、渋みのある山城茶は1934年ごろから同市石川山城で生産されていた。最盛期は約4万9586平方メートルの茶畑があり、長く地域の特産品として繁栄。だが、農家の高齢化や工場のボイラー故障などで7、8年前から途絶えた。
山城茶を復活させようと、石川さんらは2020年11月から活動を開始。耕作放棄され、ジャングル状態だった茶畑を整備することから始めた。奮闘努力のかいもあり、今年3~6月に3キロほど収穫できた。
復活した山城茶は「沖縄やまぐすく茶」と名付けられ、8月に晴れてうるマルシェに並んだ。オレンジ色のパッケージにイラストを添え、金色の文字を使って高級感のあるデザインに仕立てた。
パッケージのデザインを考案したのは北農高3年生の山入端芽依さん、前原琉華(るか)さん、上里美月さんら。山入端さんは「和風のデザインの中に親しみやすさを残し、堅くなり過ぎないデザインにこだわった」と説明した。
2パック入り、950円で販売中。石川さんは「ようやく商品化できてうれしい。市の特産品認定を目指し、これからも頑張っていく」と意気込む。現在、茶畑のすぐ近くにある廃屋を同市から借り、自前の製茶工場を建設中だ。
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