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魚のうま味たっぷりの炊き込みご飯「精進御雑炊」 法事のおもてなしにも【沖縄料理レシピありんくりん】

沖縄タイムス+プラス / 2024年10月24日 9時56分

 沖縄でおなじみの家庭料理や行事料理を、もっとおいしく作りたい! 琉球料理を長年教えてきた松本料理学院(那覇市)の講師の皆さんに、自宅でおいしく作るための基本のレシピと押さえておきたいコツあれこれ(ありんくりん)を教えてもらいます。沖縄食材や調理方法の解説もあわせてチェックしてみて!

 米を油で炒めてから、白身魚と一緒に炊いてうま味を出す「精進御雑炊(ショウジンウジューシー)」。法事にも使える一品で、具材を小さく切りそろえて、おもてなしの心を表現します。(松本料理学院講師・名嘉裕子)

精進御雑炊(ショウジンウジューシー)

 

【材料(5人分) 調理目安時間約40分】
米…3カップ
かつおだし…4カップ
塩…小さじ2


しょうゆ…小さじ1
シイタケ…3枚
ニンジン…50g
白身魚…100g(今回はビタローを1尾使用)
油…大さじ2
ショウガ(薄切り)…4~5枚
薄焼き卵…2個分

作り方

1 米は、炊く30分前に洗って水切りをしておく。

2 鍋にかつおだしと塩、しょうゆを入れて煮立てる。

3 シイタケは水に戻して5ミリ角に切り、ニンジンも同じように切る。

4 白身の魚は軽く塩を振って焼き、ほぐして小骨を取る(今回は1尾丸ごと使用)。

5 薄焼き卵は、4センチ長さの千切りにする。

6 鍋に油をひき、ショウガの薄切りを入れて、香りが出るまで弱火で炒める。その後、1の米を入れて透き通るまで炒める=写真。

 

7 6に2のだしと3のシイタケ、ニンジン、4の白身魚を入れて全体に混ぜ合わせ、普通のご飯の要領で炊きあげる=写真。

 

8 飯椀の7分目程度に盛り、上から5の薄焼き卵を散らして供する。

こちらのレシピもいかが

料理を作ってくれたのはこちら

 

 「松本料理学院」は、1969年に那覇市に開校した、沖縄伝統の琉球料理が学べる料理学院です。学院長は松本嘉代子先生。「食は命の薬(ヌチグスイ)」との考えが息づく伝統的な琉球料理のレシピと味覚の伝承に、長年力を注いでいます。料理教室は、松本先生らが講師を務める「琉球料理科」、家庭料理が学べる「食のいろは科」、来客向け料理をつくる「おもてなし科」の三つ。遠方の方も参加できるオンラインワークショップも準備中です。

 隣接するカフェ「琉球styleまつもと」では朝ごはんとランチで、琉球料理や沖縄の旬の食材を使った日替わりメニューが味わえます。

【問い合わせ】

松本料理学院
沖縄県那覇市泉崎1-9-13 電話=098-861-0763

琉球styleまつもと
電話=098-917-2841

ホームページ
https://matsumoto-ryorigakuin.okinawa/

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