通学路に注意喚起灯「ゆずるくん」 黄色いライトがドライバーにお知らせ 信号機より早く設置実現 与那原中学校近く

「ゆずるくん」が設置された横断歩道を渡る子どもたち＝18日、与那原中学校近くの「くじら橋」（提供）

　【与那原】沖縄県与那原町の与那原中学校近くの「くじら橋」で18日、歩行者の横断をサポートする注意喚起灯「ゆずるくん」の設置セレモニーがあった。歩行者がボタンを押すと黄色いライトが点滅し、ドライバーに一時停止を求める仕組み。

　同町が初めて設置した。児童生徒の通学路に当たるため以前から信号機の設置を警察に求めているが、実現に時間がかかるため早期にできる安全対策として「ゆずるくん」を選んだ。町によると、県内では直近でことし2月に糸満市が導入したという。

　セレモニーでは町内の学童クラブ「なかよし広場」と「まぁる学童　風」の子どもたちが渡り初めをした。

（南部報道部・平島夏実）