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「最終的に酒の“アルバム”を作りたい」モンゴル800・上江洌清作氏、本気の酒造り ブランドeighthundred第1弾は沖縄県産クラフトジン

沖縄タイムス+プラス / 2024年10月30日 7時30分

(右から)ラムリングの照屋一生氏、モンゴル800の上江洌清作氏、OneSpiritの仲里彬代表、アドバイザーを務めるサミー氏=29日、沖縄タイムス社(銘苅一哲撮影)

 沖縄県出身バンド「モンゴル800(モンパチ)」のボーカルの上江洌清作(キヨサク)氏と酒類企画販売のOneSpirit(那覇市、仲里彬代表)などは、モンパチの楽曲をテーマにした酒類ブランド「eighthundred(エイトハンドレッド)」を立ち上げた。第1弾として、ファーストアルバムに収録された曲「Don’t worry be happy」をイメージした同名のクラフトジンを11月4日に発売する。酒のプロデュースは「長年の夢だった」と語るキヨサク氏。ブランドに込めた思いとは-。(政経部・大川藍)

 「晴れた日の日曜日 短く長い一日の始まり♪」-。軽快な メロディーの曲をイメージしたのは、レモングラスの爽やかな香りが特徴的なジン。沖縄の離島の黒糖をブレンドしたものを原料にしたラムをベースに、県産のレモングラスやジュニパーベリー、シークヮーサーで香り付けした。キヨサク氏は「ファーストアルバム1曲目の突き抜ける感じを表現した」と話す。

 ラベルデザインだけでなく、コンセプトを練る段階から試作、製造まで全ての工程にキヨサク氏が関わる。面識のあった仲里代表や、ラム酒を企画販売するラムリング(那覇市)の照屋一生氏らの誘いを受け「沖縄の人が県産素材を使ってオリジナル商品を作る企画自体が、沖縄のカルチャーの底上げにつながる」と二つ返事で承諾したという。キヨサク氏自ら県外の酒造所を見学し、製造法を学ぶほどの力の入れようだ。

 味わいは「飲んだ時に沖縄の景色や雰囲気を思い出すような、余韻のある奥深い仕上がり」。メッセージ性の強い数々の名曲を生み出してきたモンパチらしく、沖縄への愛情を酒造りに込めた。キヨサク氏お勧めの飲み方はソーダ割りで「音楽フェスやバーベキュー、晴れた日にベランダで楽しんでほしい」と話す。

 キヨサク氏らは今後もモンパチの曲をテーマにした酒を開発予定で、ジンのほか、ラムや泡盛も視野に入れる。「最終的に酒の“アルバム”を作りたい」と意欲は尽きない。

 「Don’t~」は800本限定。1本500ミリリットル入りで5千円(税抜き)。リカーストアサミーズ(那覇市)やECサイトで販売する。5日から瑞穂酒造(同)でも購入できる。11月2日から宜野湾市の宜野湾マリーナ・トロピカルビーチ特設会場で開催する音楽フェス「What a Wonderful World!!」でお披露目予定だ。

 インタビュー全文はhttps://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/1461711から。

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