5600人が来た人気店「具商デパート」は高校生が「株主」 今年は11月8・9日に開店 スイーツや特産品と「安心を売ります」
沖縄タイムス+プラス / 2024年10月31日 7時30分
沖縄県うるま市の県立具志川商業高校の第31回「具商デパート」が11月8、9の両日午前10時~午後3時、同校体育館や各教室で開かれる。生徒でつくる模擬会社「具商デパート」の役員が10月23日、校長室で記者会見。ポスターをお披露目し、当日販売する商品や地域の青年会が賛助出演してエイサーを披露することなどを発表した。(翁長良勝通信員)
同デパートは1994年にスタート。生徒一人一人が千円を出資する模擬株式会社を設立し、仕入れから販売までを行う総合的・実践的な学習の場。コロナ禍もオンライン販売を行い、途切れることはなかった。30回の節目を迎えた昨年は2日間で延べ5600人が来場した。
ことしは15店舗・30社から、おにぎりやそば、駄菓子やスイーツ、市特産の「黄金イモ」などを仕入れ、販売する。
ポスターはマルチメディア科の生徒が制作。学校のマスコットキャラクター「具商カッパ」と、常に温かい笑顔で生徒を激励する神谷和彦校長の似顔絵が入って見る人をほっこりさせる。
会見には役員ら8人(いずれも3年生)が出席。社長の安里梨湖さん、副社長の田場菜々美さん、砂川粋輝(いつき)さんは「『真心で築く信頼の和、安心を売ります具商デパート』がテーマ。来場者が満足できるよう頑張ります」と意気込んだ。
専務を金城羽純(はすみ)さん、大城尚也さん、宮城瑠美さん、監査を吉村央(まなか)さん、金城羽奏(わかな)さんが務める。
担当する小那覇千栄子教諭、崎山美奈子教諭は「多くの保護者、市民に来ていただき、多岐にわたる生徒たちの頑張りを見てほしい」と呼びかけた。
問い合わせは同校、電話098(972)3287。
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