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那覇市の公園で見つかったザリガニ7匹、外来種だった 国内初の定着か メスが単独で増殖する「ミステリークレイフィッシュ」

沖縄タイムス+プラス / 2024年10月31日 9時52分

天久ちゅらまち公園の池で捕獲された体長約70ミリのミステリークレイフィッシュ(環境省沖縄奄美自然環境事務所提供)

 環境省沖縄奄美自然環境事務所は29日、那覇市の天久ちゅらまち公園の池で発見されたザリガニが、特定外来生物のミステリークレイフィッシュだったと発表した。成熟した7個体が捕獲され、国内で初めて定着している可能性があるという。同事務所によると、8月20日に市民から通報があった。7個体が生きた状態で捕獲され、体長60~80ミリで、すべてメス。

 ミステリークレイフィッシュは米国のスロウザリガニが突然変異したもので、メスが単独で増殖する。体の側面にマーブル模様があり、アメリカザリガニと比べて体は強い赤色にならず、はさみは小さいのが特徴だ。

 1990年代半ばにドイツの水族館業界に持ち込まれた後、ペットとして急拡大した。日本でもネット販売などで流通。2006年に北海道、16年に愛媛県の野外で単体が見つかり、20年に特定外来生物に指定し、生きたままの運搬や飼育を禁止した。

 同事務所は天久ちゅらまち公園の池の立ち入りを制限し、調べを進めるとともに、池以外でミステリークレイフィッシュを見つけたら通報するよう呼びかけている。同事務所の電話098(836)6400。

(社会部・塩入雄一郎)

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