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「立川笑二さんは本編前の『まくら』も面白い」 落語イベンター知花園子さん語る 11月9・10日に那覇市で「親子会2」

沖縄タイムス+プラス / 2024年11月1日 13時3分

親子会2に向けて意気込む立川談笑(右)と、弟子で読谷村出身の立川笑二=22日、東京・武蔵野公会堂(小笠原大介東京通信員撮影)

 落語家の立川談笑と弟子で読谷村出身の立川笑二による「親子会2」(主催・沖縄タイムス社)が11月9、10両日のいずれも午後5時から、那覇市久茂地のタイムスホールで開かれる。県内で若手落語家の会を開いてきた落語イベンター、知花園子さんは「談笑師匠の古典落語の改作は現代になじみやすいと思う。笑二さんの『今の面白さ』を見てほしい」と話している。

 知花さんは2018年に笑二の独演会を初めて主催し、継続的に開いている。「優しくて朗らかな風貌だけれど、毒っけのあるところが好き。独自の新作落語や『まくら』も、とにかく面白い」と魅力を語る。

 笑二は落語の本編に入る前に語る「まくら」を練り上げているという。「私とのちょっとした会話が次の落語会でまくらになっていて、こんなに面白くなるんだと思ったことがある。ずばぬけたセンスがあるから、落語家の先輩からも評価されるし、会場が温まるのも早い」と話した。ミステリアスでゾクゾクするような新作落語や、古典落語の『大工調べ』のたんかを切る口調などにも感心したという。

 師匠の談笑については「古典落語をこんなにアレンジできるのかと驚いた。笑二さんよりぶっ飛んでいる。現代になじみやすくて、受け入れられやすい工夫がたくさんある」と楽しみにしている。

 笑二は11年入門で、14年に二つ目となった。知花さんは「談笑師匠も『実力がある』とSNSなどでも認めている。今後、真打ちになって、もっと脚光を浴びると思うけれど、私が言いたいのは『笑二さんは既に旬』だということ。今の笑二さんをぜひ見てほしい」と呼びかけた。

 入場料は前売り4千円。チケット取り扱いはリウボウ、コープあぷれ、イープラス、ローソンチケット、セブンチケット。問い合わせは沖縄タイムス社事業局企画事業部、電話098(860)3573(平日午前10時~午後5時)。

(社会部・真栄里泰球)

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