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「沖縄本島でも1羽いるかどうか」 希少な濃い茶色のサシバ 名護市の屋我地島で再び確認

沖縄タイムス+プラス / 2024年11月5日 12時51分

体全体が濃い茶色になっている暗色型のサシバ=4日、名護市屋我地島(渡久地豊さん撮影)

 【名護】名護市の屋我地島で2日、暗色型のサシバ1羽が観察された。通常の個体より体全体が濃い茶色で覆われているのが特徴で、数が少なく珍しい。写真に収めた国指定屋我地鳥獣保護区管理員の渡久地豊さん(61)は、昨年10月から今年3月にかけても、同様に飛来を確認したことから「同じ個体の可能性が高い。屋我地島へおかえりなさい」と喜んでいる。

 渡り鳥のサシバは、夏場に本州から九州の範囲で繁殖。冬場は餌を求めて、鹿児島県の奄美大島以南の暖かい地域で過ごす。

 渡久地さんは、暗色型の個体が昨年の目撃地域にある電柱や農業用のパイプなどで羽を休めている様子を確認。「沖縄本島でも1羽いるかどうかの珍しさ。同じ個体が2シーズン連続で屋我地に来てくれたのではないか」と推測した。(北部報道部・松田駿太)

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