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メカルジン×ちえみジョーンズが沖縄本島ツアー 弾き語りで届ける言葉やメロディー 11月9日今帰仁から

沖縄タイムス+プラス / 2024年11月7日 17時0分

コラボ演奏するちえみジョーンズ(左端)とメカルジン(右端)=2020年10月(YouTube「メカルジンチャンネル」より)

 メカルジンとちえみジョーンズの2人による、沖縄本島内弾き語りツアー「メカル&ジョーンズのミステリーツアー24’」が11月9日の今帰仁村のミュージックバーONDOを皮切りにスタートする。今帰仁編、コザ編、那覇編と11月中に3カ所を回る縦断ツアー。既知の間柄であるメカルジンとちえみジョーンズに、2人の“弾き語り論”を語ってもらった。

メカルジン
ロックバンド「EAST WOMAN」にギターボーカルとして参加。「沖縄県出身者が東京を拠点に活動する」というスタイルの先駆け的存在になる。2013年以降、ソロ名義で4枚のアルバムをリリースし、バンド・弾き語り両方のスタイルで精力的に活動している。

ちえみジョーンズ


沖縄セルラーCMコンテストでグランプリを獲得した楽曲「すこしだけ」でインディーズデビュー。以来、県内CMで多くタイアップ実績がある。「のん気とやる気の間」でマイペースに活動を続けている。

メカルジン熱望の初北部ライブ

 ―ツーマンで沖縄本島ツアーとのことですが、きっかけはなんですか?

 ちえみジョーンズ(以下、ちえみ) 私から誘ったんですよ。好きなんで。メカルジンの弾き語りのライブをちょいちょい見ていて、すごく良くて、いつか一緒にやりたいなと。もう一つのきっかけは今帰仁村の「ONDO」です。すごく好きな場所です。

 メカルジン(以下、メカル) 北部でライブをしたことがないので、MC中に「北部でもライブしてみたいね」って話していました。

 ちえみ ライブ中にそれ聞いて「ジン君連れて一緒にONDOに行きたいなぁ」という妄想が始まりました。ことしの初めぐらいですかね。

 -初めての北部ライブ、楽しみですね。

 メカル 本当にうれしいです。ぜひ北部の方にも見に来ていただきたいです。

旧知の2人が語る弾き語り論

 ―もともとよく一緒にライブをしていたんですか?

 ちえみ そうですね。

 メカル バンド「EAST WOMAN」が2008年に一度活動を休止して、2011年に東京から沖縄に戻ってきたんですよ。その時からちえみさんとは共通の知り合いも多くて、よくうわさも聞いていました。そのあたりで初めて対バン(ライブハウスで共演すること)しています。

 ちえみ メカルジンの姉ちゃんと仲良いんですよ。

 メカル うちの姉ちゃんが(宜野湾にあったライブハウス)k-mindで受付のバイトやってて、いろんなミュージシャンと仲良かったんですよ。ちえみさんは当時、沖縄ではCM女王でしたから、僕も曲を聴いていたことがあって。

 ―バンドやセッションの魅力や楽しさを知っている上で、弾き語りの魅力はどこにあると思いますか?

 ちえみ 弾き語りの方がより、言葉やメロディーをはっきり味わえるのが良いなと思っています。メカルジンの楽曲がすごく好きでファンです。弾き語りでも聴かせられる人だなぁと。

 メカル 割と最近は弾き語りでもライブに誘っていただけることが多いんですけど、ちえみさんが毎回弾き語りを褒めてくれるんですよ。やっとちえみさんのお眼鏡にかないました(笑)。

 ちえみ そんなことないっすよ!

バンドと弾き語りで変えたギタープレイ

 ―バンドの時と弾き語りの時とでは、また違った感性やテクニックが必要になってくると思います。

 メカル 弾き語りは2009年から始めたんですけど、ただやっぱりその当時の弾き語りは全然うまくいかないものでした。バンドマンがやりたそうな弾き語りというか、他の楽器が欲しくなるというか。ギター1本で成立していない感じに聴こえたんですよ。そこから自分なりにいろんな人のライブを見たり、練習したりしました。言葉をしっかり届けるにはどうすれば良いのかと、弾き方を変えたんですね。アコースティックギターをマラカスのようなイメージで弾いています(笑)。ようやく今こうやって面白そうなツアーのお誘いも受けているので、「練習して良かったなぁ!」と思っています。

 ちえみ ギブソンのJ-45(※)買ったのも大きかったんじゃない?

 メカル 2016年に東京の楽器店をふらふらしていた時に、思い切って買いました。自分の弾き語りに納得していなかったですし、あまり良い評価も得ていなかったと思うので、これを弾いてみようと。一生モノの良いギターですし、一生楽しめるおもちゃを手に入れたと思ったら、そりゃもう楽しくて毎日しますよね(笑)。結果的に安い買い物でした。

※ギブソンのJ-45:有名ギターメーカー「ギブソン」が出しているアコースティックギターの人気機種。存在感がありつつも温かい響きで、弾き語り系ミュージシャンに愛用者が多い。

沖縄は「音楽を続けやすい」

 ―お二人とももう30年以上のキャリアです。

 ちえみ 自分が作った歌を歌えるのはすごく幸せで気持ちいいことなんですよね。それは何にも代えられないことです。それに尽きるんじゃないですかね。沖縄って音楽を続けやすい環境だと思います。県外だと20代30代で、就職とか生活の変化で音楽をやめる人が多いですけど、沖縄ってそうでもないですよね。

 ―改めて、今回のツアーの推しポイントを教えてください。

 ちえみ 今ジン君の曲をカバーしていて、それを歌うのが楽しみです。

 メカル 同じ弾き語りという表現でも、2人の違いも共通点もあるのが見ものだと思います。ぜひ見に来てほしいです。

 

【ライブインフォメーション】
11月9日(土)
会場:Music Bar ONDO/開場:19:00 開演:19:30

11月16日(土)
会場:Cross Over Café 614/開場:19:30 開演:20:00

11月23日(土)
会場:AZAT FANFARE/開場:19:30 開演:20:00

※料金は3公演とも2千円(別途1ドリンクオーダー制)
 

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