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テンパリングでスパイスの香り引き出す お勧めはカシューナッツチキンカレー 副菜はたっぷり15種類

沖縄タイムス+プラス / 2024年11月22日 10時36分

カシューナッツチキンカレー(左上)とイエローチキンカレーのセット。ニンニクたっぷりレンズ豆カレー(右)もサービスしてくれた=15日、読谷村古堅

[胃心地いいね](804) dechibica 読谷村古堅648-1-101

 読谷村のイオンタウン読谷近くにある「dechibica(デチビカ)」では、旨みたっぷりのスパイスカレーと十数種類の副菜が盛られた大満足プレートが味わえる。

 オーナーの畠山紀和さん(49)は千葉県出身で脱サラして沖縄に移住。2012年に長年の夢だったカフェを夫のタクさん(48)と共にオープンした。

 カレーは6種類。おいしさの秘訣(ひけつ)は具を入れる前に、ベースのスパイスを油で炒めるテンパリングという手間をかけること。油に香りを溶かすことで、料理全体にスパイスの香りをまとわせることができる。

 初めての来店客に勧めるのは、カシューナッツのペーストをふんだんに使ったカシューナッツチキンカレーのほか、クミンシードやコリアンダーパウダーなど8種類のスパイスを取り入れた爽やかな風味のさらさらカレーが味わえるイエローチキンカレー。このカレー2種のセットメニューは1300円で、価格は選ぶカレーによって1250~1350円。

 カレーに加え、目を引くのは12~15種類もある副菜。当初は半分ほどの量だったそうだが「沖縄の野菜が珍しいしおいしくて、どんどんメニューが増えてしまった」と言う。

 メニューは季節に合わせて変わり、ゴーヤーをカレー味の衣で揚げたゴーヤーのパコラや、もやしのナムル、なすのみそ煮、セミドライのミニトマトなどがある。

 パンプキンカシューナッツカレーややんばるきのこカレー、ニンニクたっぷりレンズ豆カレーなど肉や魚が入らないビーガンカレーもある。畠山さんは「野菜を食べたいときにぜひ訪れてほしい」とPRした。(中部報道部・又吉朝香)

 【お店データ】営業時間は午前11時から午後3時(ラストオーダー午後2時)。土日祝日は定休日。駐車場あり。電話098(957)0111

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