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役場職員など名乗り還付金詐欺 沖縄県内で2日で3件、被害は計192万円 特殊詐欺11月22日時点で126件

沖縄タイムス+プラス / 2024年11月23日 7時2分

 沖縄県警組織犯罪対策課は22日、還付金詐欺で嘉手納町の70代男性が100万円をだまし取られたと発表した。今年の特殊詐欺の被害認知件数は22日時点で126件(暫定値)と、昨年1年間の48件の2.5倍になっている。特に、昨年末急増した還付金詐欺が今年もすでに22件(被害総額約2200万円)あり、県警は警鐘を鳴らしている。

 同課によると21日、70代男性の自宅に役場職員を名乗る男から「医療保険の過払いのため返金がある」などとうその連絡があった。金融機関職員を名乗る者からも電話で「払い戻しの手続きをするので、近くの店舗へ向かってください」などと言われたという。男性は金融機関のATMで、携帯電話で指示を受けながら操作したところ、口座から約100万円が送金された。

 20日にも県内で同様の還付金詐欺が2件発生。名護市の60代女性が約75万円、糸満市の60代男性が約17万円をだまし取られた。県警は「年末にかけて被害の急増が予想される。還付金を返還するという電話があれば、絶対に1人で判断せず、家族や警察に相談して」と呼びかけている。

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