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「こんな行為は観察したことがない」愛鳥家が興奮 沖縄・石垣島でアジサシの親子が仲良く餌わたし

沖縄タイムス+プラス / 2024年11月23日 11時59分

成鳥(左)から小魚を受け取る幼鳥。オニアジサシの親子とみられる=6日、石垣市内(小林雅裕さん撮影)

 アジサシの仲間では最大級のオニアジサシ2羽が沖縄県石垣市内の海岸に飛来している。成鳥1羽が幼鳥1羽に魚を与えており、撮影した「石垣島フィールドガイドSeaBeans」の小林雅裕さん(49)は「子育て中の親と子の可能性が高い」と話した。

 赤い大きなくちばしと黒い帽子をかぶったような頭部が特徴。体長は55センチほどで、翼を広げると130~145センチになる。旅鳥として国内にまれに飛来し、八重山でも数は少ない。

 日本では繁殖しないため、東南アジアなど別の場所で産まれ、親子で渡ってきたとみられる。小林さんは「どこで産まれたのか想像するとワクワクする。幼鳥が盛んに甘えて鳴き、親が魚を与えていた。このような行為は一度も観察したことがない」と驚いていた。

  (政経部・福元大輔)

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