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沖縄の珍味、ピィパーズの祭典 糸満市のファーマーズにぎわう 独特の風味と健康効果に注目

沖縄タイムス+プラス / 2024年12月12日 6時0分

苗や加工品を販売する「県ピィパーズ生産推進協議会」のメンバー=11月23日、糸満市・ファーマーズマーケットいとまん「うまんちゅ市場」

 【糸満】コショウのような沖縄在来植物の生産者や加工事業者でつくる「県ピィパーズ生産推進協議会(沖ピ協)」は11月23、24両日、糸満市のファーマーズマーケットいとまん「うまんちゅ市場」に特設ブースを設け、「第7回胡椒(こしょう)ピィパーズ祭」と題して苗や加工品を販売した。

 ピィパーズは地域ごとに「ピパーチ」「フィファチ」などと呼ばれ、生産地の北限は奄美だという。沖ピ協は年1回程度、販売イベントを続けてきた。

 ピィパーズは、生葉をみじん切りにしてジューシーやソーミンチャンプルーに小ネギ代わりに入れるのがお勧めで、実の粉末はレモンティーやコーヒーにかけるとおいしいという。

 南城市内の「島ファーム」で自家栽培している沖ピ協会長の島袋安弘さんは「全身を温めたり、血液をサラサラにしたりと良い効能がたくさん。この通り、ふるさと八重山で小さい頃から食べて育った私は元気です」と笑った。(南部報道部・平島夏実)

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