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週末の沖縄は真冬の寒さに 気温差が大きいと起こりやすい「寒暖差アレルギー」とは?

沖縄タイムス+プラス / 2024年12月13日 17時30分

 

 先週のコラムで12月11日(水)ごろが那覇の最後の夏日になるかもしれないと紹介させていただきました。実際の気温を振り返ってみますと、11日の那覇の最高気温は23.9℃で11月下旬並みとなりました。現時点での那覇の今年最後の夏日は12月3日(火)の25.4℃となっています。この先は、ベースとして気温は下がるものの、時折、寒暖差が大きくなるので注意が必要です。

寒さ対策は“首”のつく部分を温める

 沖縄地方は気温の変化が緩やかな地域ですが、今週は気温の差が大きい日があり、朝と昼間の気温差が7℃前後の所もありました。このくらい気温差が大きいと起こりやすいのが、「寒暖差アレルギー」と言われているものです。鼻水やくしゃみなどの風邪と似た症状が特徴で、対策としては体をしっかりと温めることや、マスクの着用で鼻を覆うなどを意識していくと良いそうです。

 寒さへの対策としては、首元、手首、足首の“三つの首”を温めると効果的と言われています。今回は三つの首を紹介しましたが、沖縄生まれ育ちの私は、沖縄で手袋を着用したことがないので個人的には“二つの首”を温めています。寒さ対策としては、血液の巡りが良い部分を温めるということを覚えておくと効果的です。

メリハリ型の冬の予想

 沖縄気象台から今週12日(木)に、2025年1月13日(月)にかけての沖縄地方の向こう1カ月の天候の予想が発表されました。天候は平年同様、曇りや雨の日が多い予想です。平均気温は、平年よりも低い確率が50%、平年並みが40%、高い確率は10%の見込みです。平年よりも低い確率が高い要因の一つとして、冬型の気圧配置が強まりやすいことが挙げられます。

 これまでお伝えしてきた冬の予想は大きく変わらず、冷え込む日があり、メリハリ型の冬になりそうです。寒さへの備えをお願いします。

 年末にかけてこの時期らしい寒さが続きそうです。12月29日(日)にかけての那覇の天気と気温の予想を見てみますと、天気は曇りベースで、太陽が見え隠れするような天気の日が多くなりそうです。これは、沖縄の冬の天気の特徴です。

 予想最高気温は20℃前後の日が多く、最低気温は15℃前後で、平年の気温を下回る日もあり、寒く感じる日が続く見込みです。

週末は北寄りの風強まる

 この週末の沖縄地方は、大陸から冷たい空気を持った高気圧が張り出し、すっきりしない天気が続きそうです。北寄りの風が非常に強まるため、体感はより寒く感じそうです。“首”のつく部分を温めて、冷たい風への対策をしていきましょう。

 14日(土)から15日(日)にかけて、雲が広がりやすく小雨がぱらつくでしょう。各地の最高気温は20℃を下回り、沖縄では真冬の寒さになりそうです。最低気温は、沖縄本島地方は15℃前後、宮古島地方、八重山地方、大東島地方は17℃前後でしょう。

 週明けの16日(月)の最低気温は、沖縄本島地方や大東島地方は13℃の予想で、今季の最低気温となるかもしれません。体調管理に気をつけてお過ごしください。

崎濱綾子
気象予報士/防災士(株式会社ウェザーマップ)
 沖縄県宜野湾市生まれ。ミスはごろもとして地元の観光大使を務める。RBC琉球放送でラジオ・テレビのリポーター、QAB琉球朝日放送で気象キャスターを担当。2005年に沖縄初の女性気象予報士となる。2005~2016年3月までRBC琉球放送の夕方のニュース番組で月~金曜日の気象キャスターを担当。2016年4月から東京の本社で勤務。Yahoo!ニュース動画出演・記事執筆を担当。Yahoo!ニュースエキスパート。好きな天気現象は、夏至南風(カーチーベー)。

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