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沖縄・うるま市の果実風味広がる 地元フルーツと小麦で「うるまクラフト」3種類 飲み比べて

沖縄タイムス+プラス / 2024年12月14日 9時46分

(左から)アップルバナナヴァイツェン、マンゴーセゾン、シークヮーサーオキナワシトラスIPA

 【うるま】うるま市のうるマルシェを運営するファーマーズ・フォレストと島国ブルワリーOKINAWAは3日、同市役所に中村正人市長を訪ね、市内で生産した果物やブランド小麦「つむぎ」を使って共同開発したクラフトビール「URUMA CRAFT(うるまクラフト)」を紹介した。島国ブルワリーの儀武大樹代表は「ビールを通してうるま市のいい食材をPRしたい」と意気込んだ。(中部報道部・又吉朝香)

 うるまクラフトは3種類。マンゴーセゾンはマンゴーのフルーティーな味わいの後にしっかりとした苦みが味わえる(アルコール度数7%、1078円)。アップルバナナヴァイツェン(同5%、968円)は濃厚なバナナの香りと沖縄料理に合うようなすっきりとしたのどごしが楽しめ、シークヮーサーオキナワシトラスIPA(同6%、同)はホップをふんだんに使用したパンチのある苦みとシークヮーサーの酸味が魅力という。

 年間売り上げは3万本が目標。うるマルシェで販売しているほか、市のふるさと納税でも取り扱う予定。

 市の市産品販路拡大事業を活用。少し傷の入ったマンゴーや黒くなりかけたバナナといったB級品を使うなど食品ロス対策にも取り組む。うるマルシェの宮城健支配人は「農家とビールの製造会社をつないで6次産業化を目指した。ギフトとしては販売できないような果物を活用し、生産者の所得向上にもつなげたい」と意義を語った。

 試飲した中村市長は「3種類のフルーツのそれぞれの良さが伝わるビールに仕上がっている。パッケージも味もおしゃれでいい。自分の好みで選んだり、飲み比べたりして楽しんでほしい」と話した。

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