1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 社会
  4. 社会

浦添市前田の「つきしろそば」 多彩な具材で楽しむぜいたく感、スープも絶品 「ソウルフードの新しい食べ方広げたい」

沖縄タイムス+プラス / 2024年12月20日 6時59分

沖縄のソウルフードにこだわり、「地元に愛される店をつくっていきたい」と話す與那覇寿さん=浦添市前田

[胃心地いいね](808)つきしろそば 浦添市前田1-3-1

 器を彩る具材の多彩さにちょっとぜいたく気分を味わいつつ、スープをすすると思わずうなずいてしまった。豚骨ベースに県産野菜などをふんだんに使っただしが抜群にうまい。こくがありながらもすっきり飲め、その味わい深さに何度も口に運びたくなった。

 モズクや青菜、だし巻き卵などがのった看板メニューの「ニライカナイそば」(950円)をはじめ、店主の與那覇寿さん(49)が日本料理やイタリアンなどの経験を生かしてアレンジした斬新な沖縄そばも店の売りだ。約7時間かけて丁寧に仕上げるこだわりのだしがそのメニューの一つ一つを支え、引き立てている。

 創業は2022年9月。当初は南城市つきしろで開業したが、「沖縄そばの激戦区で勝負したい」との思いから23年4月に浦添市へ移転した。19歳から修業を重ねて県内外の高級割烹(かっぽう)や寿司(すし)屋、洋食店を渡り歩いたが、店を持つなら「沖縄のソウルフードにこだわりたい」との思いがあった。

 看板メニューの他、軟骨ソーキそば(中850円、大900円)、ゆし豆腐そば(中800円、大850円)なども人気。トンカツや唐揚げのセットメニューもあり、多彩なトッピング(各100円)から選んで自分好みの沖縄そばを味わえるのもうれしい。

 数量限定の月替わり「スペシャルそば」(900円)は早々に売り切れることも。評判の良さからグランドメニュー入りした初代スペシャルそば「黒バラのりそば」(950円)もリピーターを引きつける。

 食材は地産地消にこだわりつつ、「地元の食文化にいろいろ提案したい」と話す與那覇さん。「地元客に喜んでもらえるようにソウルフードの新しい食べ方を広げたい。考えるのは大変ですけどね」と笑った。

(浦添西原担当・新垣玲央)

 【お店データ】営業は午前11時から午後4時。正月三が日除き年中無休。カウンター4席とテーブル・座敷の全28席。駐車場あり。 電話098(988)8649

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください