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金秀HD、名護市のホテル2カ所を米投資会社に売却 リッツ・カールトンと喜瀬ビーチパレス 譲渡の理由は

沖縄タイムス+プラス / 2024年12月21日 9時11分

かねひで喜瀬ビーチパレス(提供)

 金秀ホールディングス(HD、呉屋守孝社長)は19日、沖縄県名護市内で所有するホテル「ザ・リッツ・カールトン沖縄」「かねひで喜瀬ビーチパレス」の建物を米投資会社のブラックストーンに譲渡すると発表した。譲渡額は非公表。ザ・リッツ・カールトン沖縄の運営はリッツ・カールトン日本法人が継続する。かねひで喜瀬ビーチパレスの運営については金秀HDから回答がなかった。

 金秀HDは譲渡の理由として、2ホテルと近接する同グループ所有のゴルフ場「かねひで喜瀬カントリークラブ」とのシナジー(相乗)効果を発揮するため、自社の枠組みを超えた創意工夫が必要だと説明した。譲渡を機に「国内客やインバウンド(訪日客)への強力な働きかけを行い、今後激変する北部振興の一翼を担いたい」としている。

 ブラックストーンは、金秀HDの2ホテルに加えて大阪のホテルを取得したと発表。直近3年間で日本のホテル約20施設を取得しており「日本を代表する観光地の物件を含む13億米ドル規模のホテル・ポートフォリオを構築する」としている。(政経部・大川藍)

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