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計画から15年以上…名護市の新ごみ処理施設で火入れ式 2025年4月供用開始 分別も簡略化

沖縄タイムス+プラス / 2024年12月23日 13時24分

 【名護】名護市安和に建設中の市一般廃棄物処理施設で3日、焼却炉への火入れ式が行われた。来年4月7日の供用開始に向けて試運転が本格化する。新しいごみ処理施設の稼働で、これまで他市町村より厳しかった分別区分を見直し、簡略化する。

 事業費は約98億円で、国の防衛施設周辺補助事業で75%の補助を受ける。今後業者による試運転を続け、施設が3月に業者から市に引き渡される予定。

 式では、施設のある安和区の崎浜秀雄区長や渡具知武豊市長、建設会社の関係者が焼却炉の点火ボタンを押した。数分後、焼却炉のカメラに赤い炎が見えると「おぉ」と声が上がった。

 4月7日の供用開始日から、これまで別々だった「紙おむつ」「プラスチック製容器包装」「その他プラスチック・ビニール」「ゴム製品」「食用油」を「燃やしていいごみ」の袋で出すことができる。月1回の収集だった「家庭用金属類」「小型家電製品」も「金属類」の区分に統合し月2回収集。「燃えないごみ」と「有害ごみ」は回収が月2回に増える。ペットボトルや缶などは従来通り資源ごみとして回収する。

 渡具知市長は「市民が長く待ち望んできた施設で、計画当初から今日の火入れ式まで15年以上かかった。発注者として関係者の皆さまに深く感謝したい」と喜んだ。

(北部報道部・松田駿太)

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