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豊見城市の認可外保育園5カ所で26人食中毒 ウエルシュ菌による下痢や腹痛 宜野湾市の配食業者を営業停止処分

沖縄タイムス+プラス / 2024年12月24日 16時3分

(資料写真)沖縄県庁

 沖縄県薬務生活衛生課は24日、宜野湾市の事業者が運営する配食サービスを利用する豊見城市内の認可外保育園5施設で園児や職員26人が食中毒を起こしたと発表した。下痢や腹痛などの症状が出た人のうち10人の便からエンテロトキシン産生ウエルシュ菌が検出された。県は28日までの5日間、この事業者を営業停止処分にした。

 同課によると、17日に宜野湾市の事業者が配食した食事を食べた5保育園の118人のうち26人が下痢や腹痛などを訴えた。18日午前、同事業者から中部保健所に報告があった。複数の保育園で聞き取りや調査をし、ウエルシュ菌による食中毒と判断した。症状が出た園児らの症状は回復に向かっている。配食されたメニューは白米やかぼちゃの煮物、みそ汁など。

 この事業者は保育園の他、複数の施設や個人宅へ合計760食の配食を行っていたが、症状が出たのは5保育園だけだった。

 県の担当者によると、ウエルシュ菌は、大量に加熱調理された後一定時間放置した場合などに発生するケースが多いという。担当者は「年末年始で大量に料理をする機会が増える時期。寒いといっても沖縄の気温では菌が繁殖する可能性もあるため保存する際は放置せず冷蔵庫に入れるなど適切に管理して注意してほしい」と呼びかけた。

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