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沖縄県民の「健康寿命」 順位大幅に後退 2022年 女性25位→46位、男性40位→45位に

沖縄タイムス+プラス / 2024年12月25日 5時15分

健康寿命の都道府県別順位の推移

 厚生労働省は24日、介護を受けたり寝たきりになったりせずに日常生活を送れる期間を示す「健康寿命」が、2022年は男性72.57歳、女性75.45歳だったと公表した。前回調査の19年(男性72.68歳、女性75.38歳)から、ほぼ横ばいで推移。同省担当者は「新型コロナウイルス感染症で平均寿命が短くなったことが影響した可能性がある」としている。

 沖縄は女性が74.33歳で、全国値を下回り46位。男性も71.62歳で全国平均を下回り、45位だった。前回調査の19年(女性=75.51歳で25位、男性=72.11歳で40位)から、女性は1.18歳、男性は0.49歳下がり、いずれも順位を大きく落とした。

 健康寿命は3年ごとに公表。平均寿命との差は日常生活に制限のある「不健康な期間」を意味するため、厚労省は差を縮めることを目指している。22年の差は男性8.49歳、女性11.63歳となり、初公表の10年以降、縮小傾向が続いている。

 都道府県別で健康寿命が最長だったのは、男女ともに静岡県で男性73.75歳、女性76.68歳。最短はともに岩手県で男性70.93歳、女性74.28歳だった。

 厚労省は本年度からの12年間の健康づくり計画「健康日本21(第3次)」で、健康寿命の延伸と都道府県格差の縮小を掲げ、喫煙・飲酒や睡眠、女性の骨粗しょう症検診の受診率に関する数値目標も設定している。

 22年の健康寿命は、24日に開かれた専門委員会で報告された。コロナ禍の影響については、今後の推移を見極めて分析や評価をする必要があるとの意見が出た。

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