【桜坂劇場・下地久美子の映画コレ見た?】お坊さまと鉄砲 民主主義に戸惑う国民
沖縄タイムス+プラス / 2024年12月29日 6時0分
沖縄がアメリカ世だった頃、先輩方は安全に自由に生きられる沖縄を切望し、戦い、民主主義を勝ち取った。韓国も長い時間をかけて民主主義を勝ち取った。世界の幸せの原点には民主主義がある。おぼろげながら、そう感じていた。
だから、この映画は衝撃だった。ブータンが民主主義を導入した2006年、国民はそれを望んではおらず、むしろ動揺し、浮足立ち、選挙で投票する権利を与えられても戸惑い、今のままで幸せなのに、なぜ対立して争わなければならないのかと心を痛めていた。
彼らは無邪気で欲はなく、足るを知り、その暮らしぶりはまるで、神が人をつくった直後の純粋さを思わせる。突如やってきた民主主義が人々の心を汚してしまいそうな気配が漂う。
私の心は打ち砕かれた。幸せとは何か。改めて考えようと思う。
(桜坂劇場・下地久美子)
◇桜坂劇場で上映中
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