「地域に貢献できる機会」 浦添工業高生、木のベンチテーブル2台製作 昨年に続き市に寄贈

浦添市役所中庭にあるベンチテーブルを製作した浦添工業高校インテリア科の生徒と松本哲治市長ら＝11月26日

　【浦添】県立浦添工業高校インテリア科の3年生61人がこのほど、浦添市役所中庭に設置する木製ベンチテーブル2台を製作した。代表の生徒17人が11月26日、市役所に松本哲治市長を訪ね、製作過程や工夫したことなどを報告し、「ぜひ食事などに使ってほしい」と話した。

　ベンチテーブルは昨年度の3年生が製作した2台と合わせて計4台となり、市民や市職員がお昼時などに利用している。市が資材を提供し、生徒らは4月から9月まで実習として製作に取り組んできた。

　金城乙姫さん（18）は「地域に貢献できる機会を与えていただきありがたい。自分たちも勉強できて良い機会になった」と笑顔。新崎結大さん（17）は「みんなの思いが詰まったテーブルになった」と話し、冗談交じりに座り方を説明した。

　松本市長は「昨年も作っていただき、地域の人々や職員が使っている。非常に有意義で役立つ物だ」と感謝した。懇談後、生徒らは松本市長らとともに中庭を訪れて記念撮影し、テーブル裏に自分の名前を書くなど思い出づくりを楽しんだ。（浦添西原担当・新垣玲央）