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肉や刺し身など…年末年始の食材を求め行列 那覇市第一牧志公設市場「おいしいもの食べて、いい正月を」

沖縄タイムス+プラス / 2024年12月31日 6時49分

多くの買い物客でごった返す那覇市第一牧志公設市場=30日、那覇市松尾(竹花徹朗撮影)

 年の瀬を迎えた30日、沖縄県内各地の市場やスーパーでは、大みそかや正月用の食材を求める買い物客でにぎわった。那覇市第一牧志公設市場では肉や刺し身、田芋などを買い込む人で各店舗に長い行列ができた。公設市場組合長の粟国智光さん(50)は「年末は一年で一番のかき入れ時。客足もコロナ禍前と変わらず、市場に活気が戻っている」と声を弾ませた。

 「宮城精肉店」では中身やソーキ、三枚肉が飛ぶように売れた。客は通常の4~5倍で、 朝から途絶えなかった。従業員の宮城織枝さん(51)は「おいしいものを食べて、いい正月を迎えてほしい」と笑顔で話した。

 創業60年以上の「上原山羊肉店」では豚肉の他、予約注文を受けたヤギ肉を販売。年末年始にヤギ肉を食べて英気を養おうと、11月から予約が入るという。今年も20~30人の予約があり、最大で5キロ買う客もいた。

 毎年お盆と正月に公設市場で買い物する読谷村の50代女性は、福岡から帰省した大学1年生の息子と一緒に訪れた。中身汁やイナムドゥチなどを作るため、田芋やかまぼこの他、ソーキや中身など1万円分の肉を購入。「正月は家族みんなで集まり、楽しい時間を過ごしたい」と笑った。(社会部・玉那覇長輝)

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