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75周年 今を支え、未来へ挑戦 りゅうせき 根路銘剛宏 社長 [PR・トップインタビュー]

沖縄タイムス+プラス / 2025年1月4日 4時0分

-2024年を振り返って。   

 観光客が戻ったことで石油の販売量が増え、業務用食品卸も回復、増収増益となりました。また、長期的視点で持続可能な社会をリードする会社を目指すビジョンとして「RYUSEKIグループビジョン2030」を策定しました。中期経営計画のスローガンは「今を支え、未来へ挑戦」です。石油ガスの安定供給のため石油輸送タンカー船の代替大型化へ投資を決め、カーボンニュートラル達成に向けて琉球海運様とも連携協定を結び、カーボンオフセット燃料を提供しています。

 暮らしのサポートではりゅうせきフロントラインの女性専用フィットネス「カーブス」が好評で、りゅうせき建設は大型建設や住宅販売の順調な受注で若手社員が活躍しています。ビジネスサポートでは当社グループも出資する監理団体の運営を通じ、ラオスやベトナムからの人材について県内企業様での受け入れを開始します。りゅうせきケアプロは外国人材をパートで採用し、友好的な対応は利用者から好評を得ています。りゅうせきライフサポートでは、社員による女性活躍推進プロジェクト「結Lab」で働き方やキャリアの積み方を異業種と意見交換するなど、各事業でビジョン達成に向けチャレンジする動きが見られます。

-25年の重点施策は。      

 「今を支える」ため、物流拠点やタンカー船に投資します。カーボンニュートラル移行期の中で「未来への挑戦」として、次世代エネルギー研究開発を始動させ、春ごろに移動式の水素ステーションの社会実験を行う予定です。人材戦略も構築しビジョン達成のための人材を育成します。働き方の価値観が変わる中、キャリア採用など時代に合わせた戦略に取り組みます。災害時の復旧復興、社員の安全確保を含めた供給体制の構築も重要です。既存サプライチェーンが確立されている石油とガスは災害に強いエネルギーであり、その安定供給は私たちの使命です。

-5年、10年後の展望は。    

 エネルギー移行期においては、低炭素燃料やオフセット燃料への移行が進み、長期的には次世代エネルギーとして水素、アンモニアなどの研究開発が進んでいくことが予想されます。超高齢化社会ではモノよりコト消費が重視され、ヘルスケアや健康寿命、生きがいの充実が求められてくると思います。ロボットやAIなどの普及で社会基盤デジタル化も予想され、グループで次世代に向けた事業に取り組み、ビジョン実現を加速させていきます。

-県内経済の展望について。   

 景気回復の一方で資源や物価の高騰の課題も残る中、那覇空港や西海岸の基地返還跡地を一体的に開発する「GW2050PROJECTS」協議会が始動しました。当社も積極的に参画し沖縄のさらなる発展に貢献します。

-25年の抱負を。 

 今年で創立75周年を迎えます。歴史を振り返りながら、県民や取引先に感謝を伝え100年企業に向かって事業に取り組みます。

 ねろめ・たかひろ 1971年生まれ、那覇市出身。日本体育大学卒業後、94年にりゅうせき入社。産業エネルギー事業本部長や常務を経て2023年6月に副社長に就任し、24年4月から現職。

人柄に迫るパーソナルクエスチョン

(1)最近読んで印象に残った本や記事(2)子どもの頃の夢(3)人生の目標でまだ達成していないもの

回答

(1)名和高司著『パーパス経営』 (2)高校の体育教師として、部活動(バスケ)で全国制覇 (3)富士山の山頂で朝日を浴びる

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