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過去最高に暑かった2024年の沖縄、平均気温は? 海水温も歴代1位に

沖縄タイムス+プラス / 2025年1月7日 7時17分

(資料写真)通りに打ち水をする、那覇久茂地通り会の参加企業の社員=2024年8月2日、那覇市のパレットくもじ前交通広場(銘苅一哲撮影)

 沖縄気象台は6日、2024年の沖縄地方の平均気温が速報値で平年(1991~2020年の平均)より1.0度上昇し、統計を開始した1946年以降、過去最高を更新したと発表した。沖縄周辺の海面水温も歴代最高となり、異例の暑さだった。

 平均気温は離島を含む県内7地点の観測を基に算出。沖縄地方の平均気温の更新は、平年より0.9度高かった1998年以来26年ぶり。那覇で平年より1.1度高い24.4度、石垣島でプラス1.0度の25.5度を記録するなど、県内25観測地点のうち20地点でこれまでの最高平均気温を上回った。

 月別でみると4、7、9月に過去最高の平均気温を更新。8、10月には歴代2位を記録し、気象庁が「夏」と定める6~8月以外でも過去最高に迫る暑さが続いた。

 沖縄周辺の海面水温も上昇した。東シナ海南部の平均海面水温は24.80度、先島諸島周辺は27.23度となり、統計が始まった1901年からの123年間で最も高くなった。沖縄の東の海域も平年より1.17度高い25.60度で、歴代1位だった。

 気象台によると、昨年の記録的な暑さには、南米ペルー沖の海面水温が上がり、世界的な気温上昇につながることが多い「エルニーニョ現象」などが影響した。沖縄は海に囲まれているため、海面水温が高いことも異例の暑さにつながった。(社会部・末吉未空)

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