「マクラメ編みバック」が金賞受賞 楽ワーク福祉作業所が手掛けるクラフト 丁寧な編みで高評価［ヒットのたまご］

宮城明さんが作ったマクラメ編みバッグ（5千円）

［ヒットのたまご］（277） 沖縄物産コーディネイター 池村博隆

　2011年設立の就労支援事業所楽ワーク福祉作業所（我喜屋修代表）では、障がいを持っている方たちと共に農福連携に取り組み、自然栽培の野菜を出荷しています。

　また17年に収益の柱として「ミツバチプロジェクト」を立ち上げ、19年には食品加工所を新設し食品メーカーの仲間入りをしました。

　設立当時からクラフトバンドにも力を入れ、16人の利用者が「編み」の技術を習得し、バックや籠、なんじぃストラップなどの製作に励んでいます。

　クラフト部門責任者の我喜屋左有里さんは「お客さまからは、丁寧な仕上げ、色使いやデザインをほめていただきます。バックの『持ち手』はやわらかな手触り、しっくりなじむことを研究して、耐久性や実用性に優れた商品を目指しつつ、和気あいあい楽しく作業しています」と笑います。

　熟練者の一人・宮城明さんは、第60回県身体障害者福祉展に出品した「マクラメ編みバック」が工作部門で金賞を受賞するなど培ってきた技術や感性が評価されました。

　来週1月18、19日に開催の「第40回ナイスハートバザールin沖縄（イオン南風原ショッピングセンター1階）」にオリジナリティーあふれる楽ワーククラフト商品や加工食品を出品します、ぜひお立ち寄りください。

　【メモ】南城市玉城字堀川511。電話[phone]。詳細はhttp://raku-work.jp/から。