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ヘビを首に巻いて一年の幸せ願う 沖縄こどもの国の「コーンスネーク」 ペットでかわいがられる理由は 辰から巳に干支引き継ぎ式 

沖縄タイムス+プラス / 2025年1月12日 11時30分

 【沖縄】新年恒例の干支(えと)の引き継ぎ式が2日、沖縄市の沖縄こどもの国で行われた。辰(たつ)年生まれのツキノワグマ「みつき」の絵を辰に見立て、今年の干支ヘビ(巳(み))のコーンスネークに「2025年干支主役」のたすきが渡された。正月休みで若い家族連れが多く、コーンスネークに触れたり、首に巻いたりして今年一年の幸せを願った。

 コーンスネークはアメリカのトウモロコシ畑でネズミを求めて生活し、おとなしいのでペットとしてかわいがられている。約10年間、ヘビ類を世話してきた藤根誠道さん(44)は「肌が黄色でトウモロコシの粒模様に似ている。たくさん卵を産むので子宝の神とされ、世界中で好かれている。ハブ皮は沖縄の三線の胴にも使われ、とても有用です」とアピールした。

 参加した子どもたちから「ヘビはどうして皮がむけるのですか」「ヘビはどうして長いですか」など質問が出た。藤根さんは「人間と同じように古い皮膚は脱皮して新しい皮膚に変わる」「手足がないので細長く、にょろにょろして餌を探している」と説明した。最初は怖がっていた子どもも、写真を撮るなど次第に慣れていた。(仲地清通信員)

 

(写図説明)コーンスネークに今年の願いを込める家族連れ=2日、沖縄市・沖縄こどもの国

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