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田芋を使った味わい深い「ドゥルワカシー」 だしがきいた縁起のいい料理【沖縄料理レシピありんくりん】

沖縄タイムス+プラス / 2025年1月16日 9時53分

 沖縄でおなじみの家庭料理や行事料理を、もっとおいしく作りたい! 琉球料理を長年教えてきた松本料理学院(那覇市)の講師の皆さんに、自宅でおいしく作るための基本のレシピと押さえておきたいコツあれこれ(ありんくりん)を教えてもらいます。沖縄食材や調理方法の解説もあわせてチェックしてみて!

 だしをきかせた優しい味わいの「ドゥルワカシー」。ターンム(田芋)とタームジ(芋茎・ずいき)を一緒に使うのが特徴。以前は芋が多くコクがある那覇風と、ムジが多くのどごしがいい首里風がありました。縁起のいい料理で、祝い事やおもてなしにおすすめです。(松本料理学院講師・名嘉裕子)

ドゥルワカシー

 

【材料(5人分) 調理目安時間約40分 ※IH調理の場合】


田芋(蒸し煮したもの)…300g
タームジ(田芋のずいき)…1束(500g)
豚三枚肉(ゆでたもの)…50g
サラダ油…大さじ1
シイタケ…3枚
グリーンピース…1/4カップ
カステラかまぼこ…20g
白みそ(甘口)…40g
豚だし…1カップ程度
塩…少々

作り方

1 タームジは両手にビニール袋か手袋をして洗う。切り口に包丁をあてて薄皮をむきつつ3センチ長さに切り落として水に漬ける。その後、熱湯に入れて軟らかくゆでる=写真。

 

2 田芋は皮をむいて大きめに切ってゆで、ビニール袋などに入れ熱いうちにつぶしておく=写真。

 

3 ゆでた豚三枚肉は5ミリ角に切る。

4 シイタケは水に戻して石づきを取って5ミリ角に切る。カステラかまぼこも4ミリ角に切る。

5 鍋にサラダ油を熱し、豚三枚肉を入れて炒め、シイタケと田芋、タームジを入れる。次に豚だしで溶いた白みそを加え、木しゃもじで砕きながら混ぜる=写真。

 

6 5にグリーンピースとカステラかまぼこを入れ、さらによく混ぜながら練り上げ、味加減をみて塩で微調整する。

★調味は白みそか塩で味を付ける。一般的には塩味が多い。

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料理を作ってくれたのはこちら

 

  「松本料理学院」は、1969年に那覇市に開校した、沖縄伝統の琉球料理が学べる料理学院です。学院長は松本嘉代子先生。「食は命の薬(ヌチグスイ)」との考えが息づく伝統的な琉球料理のレシピと味覚の伝承に、長年力を注いでいます。料理教室は、松本先生らが講師を務める「琉球料理科」、家庭料理が学べる「食のいろは科」、来客向け料理をつくる「おもてなし科」の三つ。遠方の方も参加できるオンラインワークショップも準備中です。

 隣接するカフェ「琉球styleまつもと」では朝ごはんとランチで、琉球料理や沖縄の旬の食材を使った日替わりメニューが味わえます。

問い合わせ

松本料理学院
沖縄県那覇市泉崎1-9-13 電話=098-861-0763

琉球styleまつもと
電話=098-917-2841

ホームページ
https://matsumoto-ryorigakuin.okinawa/

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