アジアを結ぶ音楽フェス「Music Lane」 沖縄市に63組集う 17～19日、ミュージックタウン音市場など

「Music　Lane　Festival　Okinawa　2025」の出演アーティスト。（左上から時計回りに）Neil、HOME、HOA、TOSH、「Chih-Chih，Chih-Yin　Kuo」、さらさ（Trio　set）、Johnnivan（提供）

　国内外から計63組のミュージシャンが出演するインターナショナル・ショーケース・フェスティバル「Music Lane Festival Okinawa 2025/Trans Asia Music Meeting 2025」（主催・沖縄市、ミュージックタウン音市場）が17～19日、同市の音市場を主会場に市内各地で開催される。ミュージシャンや音楽・イベント関係者が国境を越えて沖縄で一堂に会すことで、新たな音楽交流の機会を生み出し、アジアの音楽シーンをつなぐハブ的機能を沖縄にもたらしている。

一口メモ:音楽における「ショーケース」/Music Lane Festival Okinawa
一般的なライブ・コンサートと違い、メディアや関係者向けにアーティストを紹介し、つなげる意味合いを色濃くしたイベント。Music Lane Festival Okinawa は、沖縄とアジアの音楽ネットワーク構築を目指し、国内外から音楽関係者を招き多数のマッチングを行ってきた。県内ミュージシャンに対する実績の一例として、element of the momentの「韓国蔚山ジャズフェスティバル」 出演、TOSHのモンゴル「PLAYTIME FESTIVAL」出演、HOMEのシンガポール「AXEAN festival」出演の橋渡しなどが挙げられる。

 

　「Music Lane Festival Okinawa 2025」には国内38組、海外25組が出演する。韓国、タイ、台湾などアジアを中心にミュージシャンが集まり、遠くはカメルーンやイタリアからも参加する。

　同時開催の「Trans Asia Music Meeting 2025」は、音楽・エンタメ業界の現状や未来などについて、各分野のスピーカーを招き、3日間で11のカンファレンスを開く。

　野田隆司プロデューサーは「参加する皆さんの音楽的な才能やライブのクオリティーはお墨付きで素晴らしい。沖縄、日本全国、海外の多様な音楽を一度に楽しむことができる。沖縄がアジアの音楽のハブとなれるようなイベントにしたい」と話し、来場を呼びかけている。

　入場料は前売り1日券3千円など。出演者やタイムスケジュール、カンファレンスの詳細、チケット入手方法などはウェブサイトhttps://www.musiclanefestival.com/まで。（ライター・長濱良起）