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来訪神が「ホーイホイ」 厄払うサティパロウ 宮古島市上野野原で ユネスコ無形文化遺産のパーントゥ練り歩く

沖縄タイムス+プラス / 2025年1月21日 11時0分

パーントゥを先頭に集落を練り歩く女性や子どもたち=20日、宮古島市上野野原

 【宮古島】「宮古島のパーントゥ」として国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に登録されている宮古島市上野野原の伝統祭祀(さいし)「サティパロウ(里祓(はら)い)」が20日、集落内で行われた。無病息災を願い、毎年旧暦12月の最後の丑(うし)の日に行われる。

 仮面を顔に当てて来訪神「パーントゥ」に扮(ふん)した男児を先頭に、草やつるを頭と腰に巻き着けた女性たちや子どもたちが太鼓やほら貝を響かせ、「ホーイホイ」のかけ声で集落内や新築の家の周りを練り歩いた。

 仮面を着けた上野小4年の根間翔愛(とあ)さんは「最後までやり切ってよかった。歩いているうちに緊張もなくなった」とはにかんだ。

 過疎化が進み、今年参加した小学生以下の子どもは根間さんを含めて5人だった。長年祭祀に関わる仲里千代子さん(71)は「無事に1年を過ごせて、今年もできてよかった」と話した。(宮古支局・當山学)

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