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那覇市、4月から中学生の給食費を完全無償化へ 小学生も半額補助

沖縄タイムス+プラス / 2025年1月25日 4時58分

(資料写真)那覇市役所

 学校給食費の無償化を巡り、那覇市が4月から市内の中学生を完全無償化し、小学生も半額補助することが24日、分かった。予算は約8億8300万円で、一般財源や国の特定財源を充てる予定。市議会2月定例会で、2025年度当初予算案に提案する。無償化は26年度以降も継続する。

 市は、物価高騰が続き、生活保護の対象とならない中間層も生活が困難な状況があるとして、無償化を決めた。対象は公立中17校の約8600人と公立小36校の約1万8千人。1人当たりの給食費は、中学生は月5900円、小学生は同5100円だった。

 中学生は県が給食費を半額補助する無償化計画を活用。残りの半額を市が負担し、完全無償化する。一方、県の計画に含まれていない小学生は、市が独自で財源を確保し、半額を助成する。

 就学援助の対象者は県の補助に含まれていないため、従来通り市が全額負担し、予算は約3億5千万円となる。就学援助者を含めると、給食費無償化の事業費は、単純計算で約12億3300万円となる見込みだ。

 知念覚市長は公約で給食費の無償化を掲げ、県の計画が明らかになった後も調整を重ねてきた。市関係者は「中学生と小学生で格差を生まないために双方を補助しようと決めた。市長の就任以来、最も大きな決断だ」と話した。(社会部・玉城日向子)

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