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「路地が川のように…」 沖縄市、大雨で1メートル冠水 床上浸水8戸 車31台が水没の被害

沖縄タイムス+プラス / 2025年1月25日 7時0分

豪雨で道路が冠水し、水没して走行できなくなった複数の車両=24日午後4時ごろ、沖縄市松本(読者提供)

 【中部】沖縄本島地方は24日午後、気圧の谷の影響で大気の状態が不安定になり、沖縄市胡屋で午後4時10分までの3時間に41.5ミリの大雨が降った。沖縄気象台は同4時35分に沖縄市とうるま市に洪水警報を発表。沖縄市松本の住宅街では最大1メートル冠水し、少なくとも8世帯・事業所が床上浸水、約31台の車両が水没するなど被害が相次いだ。

 松本郵便局前を通る県道85号では複数の車が水没した。近くに住む金城忠尚さん(26)は午後4時ごろ、家の中に入ってきた雨水に驚き2階からスマートフォンで撮影。「路地が川のようになり恐怖を感じた」と話した。自宅は床上浸水し、家族総出でぬれた畳や家具を外に出した。

 2001年の台風16号でも床上浸水の被害に遭った又吉喜美子さん(70)は犬の鳴き声で浸水に気づき2階に避難した。「周辺にはごみも流れてきている。掃除が大変」と声を落とした。

 周辺では水没車両の持ち主がレッカーの到着を待った。水没し車のドアが開けられず窓ガラス部分から脱出した読谷村の女性(29)は「どこの道も冠水し、避けるように運転していたら郵便局前で水没した。とても怖かった」と話した。

 沖縄電力によると風雨の影響で午後5時20分から約2時間、うるま市宇堅と天願で最大430戸が停電した。約30人の利用者がいる宇堅の老人介護施設では発電機やランタンで明かりを確保。平川薫代表(43)は「冷凍している食べ物が心配だ」と話した。

 気象台は本島北部と中南部では25日にかけ警報級の大雨の恐れがあるとし警戒を呼びかけている。(中部報道部・吉川毅、社会部・勝浦大輔、塩入雄一郎)

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