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【料金表あり】ジャングリア沖縄 7月25日開業 入場料6300円 チケットはあす1月29日から販売【会見詳報】

沖縄タイムス+プラス / 2025年1月28日 18時0分

FINDING DINOSAURS ファインディング ダイナソーズ=ジャパンエンターテイメント(画像提供)

 

 マーケティング企業の「刀」(大阪府)とジャパンエンターテイメント(沖縄県名護市)は28日、東京都内で会見を開き、沖縄本島北部に建設中のテーマパーク「ジャングリア」を7月25日に開業すると発表した。国内在住者(大人)の入場料は6300円(税抜き)で、1月29日から入場チケットを含む旅行商品をJTBで販売する。

 パークの正式名称は「JUNGLIA OKINAWA(ジャングリア沖縄)」。高さ19メートルの巨大なブラキオサウルスや大型ステゴサウルスに接近し、T―REXに襲いかかられる「ダイナソーサファリ」や、地上20メートルの高さから放り出される「バンジーグライダー」、宙づりの状態から急落下する「グラビティドロップ」など22のアトラクションを提供する。

 ジャングリアは「パワーバカンス」(興奮とぜいたくを体験する旅)がコンセプト。ゴルフ場跡地の起伏ある地形を生かして、自然を堪能できるアトラクションを提供する。15の飲食施設と10の物販施設を整備し、総工費は700億円を見込む。パーク所在地は沖縄県今帰仁村字呉我山553番地1。

【テキスト速報】

4〜11歳は1Day4500円 3歳以下は無料

 ジャングリア沖縄は入場チケット制。アトラクションやレストラン、ショップなどの体験を楽しめる1Dayチケットは12歳以上の「大人」が6300円。4〜11歳の「子ども」は4500円。3歳以下は無料。1月29日から、JTB商品取扱店や旅の予約センターで販売する。

森岡氏「沖縄旅行を最高にするテーマパーク」

 刀の森岡毅代表は「ジャングリアは沖縄旅行を最高にするテーマパークだ」と述べ、都会のパークとは違う沖縄らしさを強調して集客する考えを示した。

目玉は恐竜20体のダイナソーサファリ

 ジャングリア沖縄を運営するジャパンエンターテイメントの森崎菜穂美CMOは、目玉のアトラクションとしてダイナソーサファリを紹介。ビル7階建て相当の19メートルの巨大なブラキオサウルス、トリケラトプス、ステゴザウルスが目の前に現れ、スリリングな体験ができるという。待ち受ける恐竜は20体。森崎CMOは「装甲車はブラキオサウルスの股の下を抜けていくかもしれません」と話した。

加藤代表「地域の観光の発展が不可欠」

 ジャパンエンターテイメントの加藤健史代表は「地域の観光の発展が不可欠」と強調した。一方、地域にはブランド力の弱さ、観光人材の不足、交通渋滞、投資がすり抜けていく「ざる経済」などの課題があるとした。学生を受け入れるインターンシップの導入による観光人材の育成、ジャングリア沖縄周辺の駐車場整備といった同社の取り組みを紹介した。「観光産業のフロントランナーの沖縄から課題を克服することで、日本の観光産業の発展を目指していく」と述べた。

屋外の温泉スパでぜいたく感

 ジャパンエンターテイメントの森崎菜穂美CMOは施設概要の紹介で、「温泉施設のスパも楽しめる」と強調。南国の木々が生い茂る屋外のスパで、ぜいたく感を堪能できるとした。レストランのパノラマダイニングはやんばるの絶景を見渡しながら、沖縄の食材をふんだんに使った料理を提供する。森崎CMOは「旅行者の期待に応える食体験も用意している」と話した。花火をはじめとする夜のエンターテインメントショーも充実させるという。

海外の集客へ「さまざまな施策」

 会見は質疑応答に入った。森岡毅代表は海外の集客について問われ、「さまざまな施策を始めている」と答えた。

株主の7割は沖縄県内

 刀の森岡毅代表は株主構成について「7割が県内」と回答。「沖縄の皆さんとは、このパークを通して、さまざまな課題を解決していきたい」と地元に根ざした事業との思いを語った。

「一人でも多くの国民に愛してもらいたい」

 森岡毅代表は「日本の人たちのおかげで、ここまでたどり着けた」と振り返った。コロナ禍なとで事業の先行きが見通せなくなった時に、国内投資家の支援で乗り越えられたという。一般料金が大人8千円なのに対し、国内在住者は6300円と割安な理由について、「一人でも多くの国民に愛してもらいたいと考えている」とした。

初年度は国内客が過半 4、5年後は海外客が逆転

 森岡毅代表は、初年度の来場者は国内客が過半数を占めるとの見通しを語った。海外への認知度向上には時間がかかるとし、「4、5年後には海外客が逆転していると思う」と話した。

森岡氏、競合相手は「バリ島やグアム」

 競合相手を問われた森岡毅代表は「バリ島やグアムなどのリゾート地」と回答。県内にある他の観光施設は「沖縄の魅力を一緒に高めていく仲間」とし、沖縄の観光資源の一つとして、魅力向上に努める考えを示した。

県民には開業前に体験してもらう考え

 森崎菜穂美CMOは「パークのオープン前に沖縄の方々にいち早く体験してもらえないか、検討している」と述べた。7月25日の開業前に県民に利用してもらう考えを示した。

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