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咲くのは1度だけ 名護市でメキシコ原産の花 地域で話題に「ゾウさんの鼻みたい」

沖縄タイムス+プラス / 2025年1月31日 13時8分

アガベ・アテナータの花を観察する「うみのほし幼稚園」の園児と大西区の村瀬善一郎区長(右)=22日、名護市大中

 【名護】名護市大中2丁目で、メキシコ原産のアガベ・アテナータの花が咲き、「ゾウさんの鼻みたい」「ヘビのようだ」と、地域で話題になっている。和名はハツミドリ。葉は長さ約50センチ、幅約13センチの肉厚で先は鋭くとがっている。約2メートルの花茎を伸ばし、糸状の白い花を下から上に密に付けている。(玉城学通信員)

 アガベ・アテナータは、1度だけ花を咲かせる植物として知られている。

 22日には、近くの「うみのほし幼稚園」の園児らが訪れ、観察した。「おさるのしっぽみたい」と感想を話す神谷咲花ちゃん(6)は「いろいろな花を見ているけど、この花は不思議だね」と興味津々の様子。池宮凪紗ちゃん(6)は「まるでゾウさんのお鼻みたい」とほほ笑んだ。

 4月から名護小に入学する吉田皇玖(こおく)ちゃん(6)は「ヘビがくねくねしているようだ。どれが花なのか難しいよ。あの白いのが花ですか?」と一生懸命探した。

 アガベ・アテナータを偶然見つけた大西区の村瀬善一郎区長は「初めて見た植物で不思議がいっぱいだった。幼稚園にも尋ねたが、植えた時期は不明でした」と語った。

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