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沖縄の風と音と今を 主演の仲間由紀恵ら、映画「STEP OUT」の見どころ語る

沖縄タイムス+プラス / 2025年2月1日 17時9分

作品について記者の質問に答える仲間由紀恵=27日、糸満市・名城ホテル(喜屋武綾菜撮影)

 沖縄を舞台にした映画「STEP OUT にーにーのニライカナイ」が3月7日に沖縄先行公開される。県出身俳優で主演の仲間由紀恵、堤幸彦監督、沖縄アクターズスクールのSoul(ソウル)が27日、報道各社向けに作品の見どころを語った。(社会部・大庭紗英)

■沖縄の音と風と今 銀幕に

 「TRICK」シリーズや舞台「テンペスト」など“黄金タッグ”との呼び声が高い仲間と堤が約10年ぶりに組んだ本作。ダンスを通して成長する少年・踊(よう)(ソウル)と家族の絆を丁寧に描いている。

 堤は「シナリオを作る際に歩いたコザの町のダンススタジオで、小学生の子どもたちが踊っている姿を見て、これだ!と思った。この笑顔を撮りたい、沖縄でしか踏めないステップを発見した時に、一気に作品ができた」と語る。

 オール沖縄ロケの撮影で意識したのは「音」と「風」。「車社会ならではの走行音や爆音で飛ぶジェット機、島の日々変わる風向きも映像に反映した。それも含めて沖縄の作品」と沖縄の今の姿を収めることにこだわった。

 踊の母親・朱(あか)音(ね)を演じる仲間は仕事を掛け持ちし、厳しい家計を支えるシングルマザーの役どころ。「日々の子育てと仕事に追われる毎日で、子どもたちとのコミュニケーションが不器用になっている朱音に心を寄せて演じた」。一方で「『なんくるないさ』と前向きで、元気で、強い沖縄の女性の姿も大事にした」と役作りを振り返った。

 映画初出演となったソウルは「温かく、面白くて優しい方たちと初めての映画を経験できて本当に良かった」と声を弾ませ、「沖縄で頑張る姿、家族の絆、沖縄の良いところも悪いところもリアルに映っていて、共感できる作品だと思う」とはにかんだ。

■あらすじと出演者

 母親の朱音(あかね)、妹の舞(まい)と3人暮らしの照屋踊(よう)は、ダンススクールのリサに憧れてダンスを始め、才能を開花させていく。ある日、音楽プロデューサーのHIROKIが尋ねてくる。動き出す運命。憧れだったパートナー、友人や地元の人々、大切な母、そして妹という家族とのつながりの中で、踊は何を思い、何を見つけるのか。

 出演は仲間由紀恵、Soul、又吉伶音、伊波れいり、松田るか、津波竜斗、内田樹、盧礼欧(ろれお)、城間やよい、玉木敦子、津嘉山正種、橘ケンチ。平一紘が共同監督を務めている。詳細は公式サイト(https://gaga.ne.jp/stepout/)。

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