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頭痛予防に光と色の工夫 緑や暖色 目や頭の負担和らげる優しい色

沖縄タイムス+プラス / 2025年2月12日 8時0分

[命ぐすい耳ぐすい 県医師会編](1353)

 2月22日は「頭痛の日」です。頭痛への理解を深めてもらおうと、緑色のシンボルカラーで全国でさまざまな活動が行われています。

 緑は落ち着きをもたらす色として知られ、頭痛の予防や和らげることに役立つと言われています。

 日差しが強い日や、パソコンやスマートフォンを長時間使った後に頭が痛くなることはありませんか。これは光が原因となっていることがあります。特に画面から出る青みがかった光は、目や頭に負担をかけやすいのです。水たまりやガラスに反射する日光や点滅する光も頭痛の原因になることがあります。

 このような頭痛を防ぐには、明かりの色を工夫することが大切です。蛍光灯のような白っぽい光より、オレンジや黄色みがかった温かい色の方が目に優しく、リラックスできます。寝室や居間の照明は、温かみのある色を選ぶとよいでしょう。緑は心を落ち着かせ、安らぎを与えてくれる色として、部屋の壁紙やカーテンなどに取り入れるとよいでしょう。

 頭痛から身を守るために、日常生活でできることがいくつかあります。スマートフォンやパソコンの画面は明る過ぎないように調整し、長時間の使用は避けましょう。目を守る眼鏡を使ったり、外出時には日差しが強い時はサングラスをかけたりすることも効果的です。家の照明を柔らかい光に変えることで、頭痛予防につながります。

 頭痛は我慢せずに、早めに対処することが大切です。頭痛を放っておくと慢性化しやすく、治療が難しくなることがあります。最近ではさまざまな治療方法が開発されており、薬や生活の見直しで良くなることも多いです。

 頭痛が度々起きたり、日常生活に支障が出たりする場合は、医師に相談することをお勧めします。

 頭痛の日をきっかけに、普段の生活での光や色の使い方を見直してみませんか。緑や温かみのある優しい色を生活に取り入れることで、頭痛の少ない快適な暮らしを実現しましょう。

(城本高志=大浜第一病院脳神経内科、那覇市)

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