オーディエンスを笑顔で輝かせた、HEROのインディーズラストワンマン!

okmusic UP's / 2013年5月2日 10時15分

4月27日@Zepp Tokyo (okmusic'UPs)

7月10日にシングル「答え合わせ」でメジャーデビューを果たすHEROが、インディーズラストワンマン
ライブを4月27日にZepp Tokyoで行なった。

7月10日にシングル「答え合わせ」でメジャーデビューすることを発表したHEROのインディーズラストワンマン。メンバー全員が黒いスーツに身を包んでいたのは、彼らの中に“卒業式”という意識があったからなのかもしれない。それにしても、ボーカルのJINが大きなリボンを背中に背負うなど、初期のキラキラヒラヒラ系衣装からは想像もつかない変わりようだ。ところがそれは、“俺達にはもう華美な装飾は必要ない!!”という自信の現れなのだと、ライブがスタートしてすぐに理解することが出来た。

堂々と胸を張って一打一打に魂を込めるYusuke。目に見えない敵と戦うかのように何度も空中を蹴り上げながら4弦を弾くyu-ta。鋭くエッジの尖ったリフやカッティングで大気を切り裂くSARSHI。持ち前のカラフルさに加え黒いスーツのイメージ通りワイルドに進化した3人のアンサンブルは、1曲目の「相対性理論」から横モッシュで激しくぶつかり合うオーディエンスの顔をどんどん笑顔で輝かせて行く。「罪と罰」や「翼が折れて迷宮に迷い込んだ漆黒の天使」、「伝えたい音」など時代を追うごとにハードなナンバーが増えて行ったHEROのライブ。しかし、その空気は凶暴になるどころか楽しさを増す一方で、この日のオーディエンスも“友達作って帰れよ!!”というJINの号令に合わせて「to you...」では隣同士肩を組みながらヘドバン、「Dear」では一列全員手を繋いでジャンプと一糸乱れぬ完璧なパフォーマンスを繰り広げる。その圧巻の景色が関係者の度肝を次々に抜き、7月のメジャーデビューへと繋がって行ったのだ。

HEROのライブのもうひとつの楽しみがJINのMC。この日も髪型を変えたSARSHIを“ギターのSARSHIが脱退しまして。新メンバーのブロッコリーです”、ライブの制作スタッフを“300人ぐらいの会場でやってたときは「おい、JIN!!」て呼び捨てにしてた人が、今は「あ、JINさん、こちらです!!」だからね”と得意の毒舌でいじりつつ、メイド居酒屋でのエピソードや、駅のトイレで順番待ちをしていたおじさんの話など、日常の何気ない出来事を抱腹絶倒のネタに変えてしまう話術はさすがのひと言。そのスタイルは作詞にも貫かれていて、“世界で一番幸せな人は君の手を引いて行く人だから、君は二番。だったら僕は三番でいいや”と歌う「ソプラノ」や、電車に乗っているときに遭遇した出来事から人が本来あるべき姿を問うた「人間定義」など、すべてが等身大の目線で描かれているからこそ、彼の歌詞は多くの共感を呼ぶ。1回目のアンコールの2曲目にプレイされたまさに「人間定義」で、“HEROをちゃんと売ってもらえるように偉い人達にお願いして!!”というJINの頼みを素直に聞き入れたオーディエンスが二階席の関係者に頭を下げまくるという前代未聞の景色は、驚きや笑いを通り越して感動すら覚えるほどだった。

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