摩天楼オペラ、“喝采と激情のグロリア”をテーマに掲げた『GLORIA TOUR』終幕

okmusic UP's / 2013年6月12日 8時0分

6月8日@Zepp Tokyo (okmusic UP's)

昨年10月以来、『喝采と激情のグロリア』という言葉をテーマとして掲げながら、作品リリースとライヴ活動を重ねてきた摩天楼オペラ。そして、年をまたぎながら3回に分けて全国展開されてきた『GLORIA TOUR』が、6月8日、ついに最終幕を迎えた。

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会場は彼ら自身にとって過去最大規模となるZepp Tokyo。フロアは熱心な2,000人のファンで埋め尽くされ、バンド自身がこのテーマのもとで目指し続けてきた、オーディエンスを“合唱"でひとつにするという光景が現実のものとなった。

アンコールを含めて3時間近くにも及んだ演奏内容は、当然ながら去る3月に発表されたアルバム『喝采と激情のグロリア』を軸とするもの。先行シングルとしてこの作品の物語の序章的役割を果たしていた「GLORIA」で幕を開け、随所に前作アルバム『JUSTICE』からの楽曲なども交え、重厚さと疾走感の両方を持ちながら進行していく。ことに終盤、最新作のなかでもひときわ強い存在感を放っていた壮大なバラード「永遠のブルー」から、このバンドの演奏力と構成力の高さを印象付けるインストゥルメンタル曲「Midnight Fanfare」を経て、彼ら自身が目指してきたことが集約された1曲というべき「喝采と激情のグロリア」へと至る流れは圧巻だった。しかもそれに続いて本編最後には、ふたたび「GLORIA」を披露。ステージ後方上段では黒装束のクワイアがコーラスを重ねていたが、そうした演出が不要とすら感じられるほどに、場内は大きな合唱に包まれていた。

アンコール時にはメンバー各自が、今作に伴う活動から得られた成果の大きさを異口同音に語り、初のZepp Tokyo公演が大成功に至ったことを素直に喜んでいた。しかしもちろん彼らにとって、ここは通過点でしかない。フロントマンである苑は「音楽そのものが“与えるもの"ではなく、“共有できるもの"に変わってきた」と発言していたが、その共有の大きさをさらに膨張させていくこと、そのために後世にまで生き残っていくような生命力のある楽曲を作り続けていくことを、これからも彼らは目指し続けていくのだろう。

まさに感動的だった本編と、突き抜けた躍動感に満ちた全5曲のアンコールを終え、ステージから去る間際、苑の口からは、12月7日に東京・新木場STUDIO COASTでの公演が決定した事実も伝えられた。当然ながらそれまでには新たな音源も届けられることになるはずだし、これまでの時間経過のなかで彼らが得てきたものが、そこでさらに大きく開花することになるのだろう。そうした意味において、この『GLORIA TOUR -GRAND FINALE-』は、最終到達地点ではなく、彼ら自身がネクスト・ステージへと歩みを進めていくうえでの入口だったといえるはずだ。

とにかく、素晴らしいライヴだった。そして摩天楼オペラと共有することができる感動は、まだまだ膨らみ続けていくことになるに違いない。

Text : 増田勇一



■ライブDVD『GLORIA TOUR -GRAND FINALE- LIVE FILM in Zepp Tokyo』

2013年9月4日(水)発売
【初回限定盤】DVD2枚組(本編DISC+特典DISC)
KIBM-90397/¥5,250(税込)
【通常盤】DVD1枚 (本編DISC)
KIBM-397/¥3,675(税込)
<本編DISC>
2013年6月8日@Zepp Tokyoで行われた“GLORIA TOUR-GRAND FINALE-"のライブを収録
<特典DISC>※ 初回限定盤のみ
「Justice」「GLORIA」「Innovational Symphonia」「喝采と激情のグロリア」Music Videoを収録


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