クライヴ・デイヴィスが語る、ブルース・スプリングスティーン秘話

okmusic UP's / 2013年12月29日 12時0分

ブルース・スプリングスティーン (okmusic UP's)

伝説的音楽プロデューサークライヴ・デイヴィスが38年ぶりに来日。12月19日、日本外国特派員協会にて記者会見を行った。

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ジャニス・ジョプリン、ホイットニー・ヒューストン、アリシア・キーズなど数多くのスターを契約・育成し、現在米ソニー・ミュージックエンターテインメントのCCOを務めるクライヴ。記者からの「これまでの長いキャリアの中で最も印象に残った3人は?」という問いに対して、ジャニス、ホイットニーに並んでColumbia Records社長として自ら契約したブルース・スプリングスティーンを挙げ、下記のようなエピソードに触れながら彼の圧倒的ライヴ・パフォーマンスについて語った。

デビュー当時いつも小さなライヴハウスでライヴをやっていたブルースを、クライヴはLAの大きなAhmanson Theatreでマイルス・デイヴィスやニューライダース・オブ・ザ・パープル・セイジなどとともに出演させた。当時はフォーク・アーティストとして捉えられていたブルースに「ここはMax's Kansas City やCBGBのようなちっぽけなクラブじゃない。こんなデカいステージでやるなら、それを最大限に生かせ。動きまわるんだ!」と助言。

それから2年後、Columbia Recordsを去りアリスタ・レコードを設立した頃、クライヴはくブルースのニューヨークのボトムラインにライヴを見に行った。そこで見たものはステージ狭しと動き回り、テーブルの上に飛び乗って熱狂的なパフォーマンスを繰り広げる、ブルースだった。ライヴ後、クライヴが楽屋を訪ねて行くと、ブルースはこう言ったそう。

「クライヴ、あれくらい動けば大丈夫だよな?」

今でこそ全世界のアリーナやスタジアムを魅了し続けるブルースのあのライヴ・パフォーマンスも、クライヴの助言のなせる技だったのかもしれない。

そんなブルースのエネルギッシュなライヴ・パフォーマンスを収めたアイテムが、1月29日に発売される通産18作目の新作『ハイ・ホープス』だ。初回版には6月にロンドンのフェス「Hard Rock Calling」で急遽行なわれた『ボーン・イン・ザU.S.A.』の全曲再現ライヴ映像を収めたDVDが同梱される。

『ボーン・イン・ザU.S.A.』は1984年に発売された名盤であり、2014年でちょうど30周年となる。『ボーン・イン・ザU.S.A.』は日本で45万枚、USで1,500万枚、全世界で3,000万枚という記録的な売上を誇る名盤でありながらも、ブルース本人にとっては世間に誤解された苦々しい作品でもある。タイトル曲はベトナム帰還兵の悲哀を歌った内容であるにもかかわらず、そのタイトルと力強いサビのフレーズの印象によって一辺倒な「アメリカ万歳的な『愛国主義』の歌」であると多くの人に誤解された。日本でも未だにそう誤解している人も少なくない。そこで、今回の日本盤のボーナスDVDには歌詞の日本語字幕が入れられるので、この作品が持つ「意味合い」を再検証できるようになっている。

■アルバム『ハイ・ホープス』

2014年1月29日発売予定
【初回限定ボーナスDVD付】
SICP4080-1/¥3,200+税
【通常盤】
SICP4070/¥2,400+税
アルバム『ハイ・ホープス』予約受付中

■「ハイ・ホープス」MV
http://www.youtube.com/watch?v=rOPDhoZH91g

■「ドリーム・ベイビー・ドリーム」
http://www.youtube.com/watch?v=eaZRSQfFo8Y

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