再来日直前! ライヴで映えるポール・マッカートニーの5曲

okmusic UP's / 2014年4月28日 18時0分

『 Red Rose Speedway』 (c)『 Red Rose Speedway』(okmusic UP's)

昨年11月の日本公演は僕も大阪で観たが、各種メディアが伝えたように、最初から最後まで一切手を抜くことなく、エンターテイナーとしての力量を存分に発揮した、とても楽しいコンサートだった。今回の公演では、昨年とは違った趣向で行なわれると伝えられていて、今度こそ最後の来日になるかもしれないだけに絶対に見逃せない。

【その他の画像】Paul McCartney

 半世紀以上、現役として活動し続けているポール・マッカートニー。特に、名曲を作ることにかけては、ポピュラー界の中でもトップクラスの彼だけに、5曲だけを選ぶことなどできるわけがない。ここでは、ビートルズ解散後にリリースした作品のみに絞って、特にライヴ映えのする曲を選んでみようと思う。

■1.「My Love」(’73)-Paul McCartney & Wings

 ウイングス名義では2ndアルバムとなる『Red Rose Speedway』(’73)に収録のナンバー。ビートルズ解散後、ソロ名義で2枚のアルバムをリリースし、念願の新バンドである“ウイングス”を結成したものの、彼らのデビュー盤『Wild Life』(’71)を業界から酷評されることになる。ポールにとってウイングス結成までは休養期間だったのかもしれないが、この時期の“ゆるさ”みたいなものが、世間的には認知されなかったのかもしれない。まぁ、よく考えれば彼が低評価のままで終わるはずがなく、ほどなくして一世一代の名曲「My Love」が発表された。本作は、ビートルズ時代から2014年の現在に至るまで、ポールが作った楽曲群の中で、最も完成度の高いバラード作品だと思う。ライヴ時には、この曲で涙する人も未だに少なくない。僕はウイングス時代の頂点が本作だと確信している。なお、間奏のリードギターはヘンリー・マッカロク(元グリース・バンド)が弾いていて、ここでの演奏がロック史上に残る名演のひとつであることは間違いない。ビルボードチャートで全米1位獲得。

■2.「Live And Let Die」(’73)-Paul McCartney & Wings

 前作「My Love」の大ヒットで、世界中にその名を知らしめたウイングス。しかし、ポールの仕掛けはそれだけで終わらず、続いて映画『007 Live and Let Die(邦題:007 死ぬのは奴らだ)』の主題歌で、映画ともども大ヒットを記録することになる。リリース当時、最初にラジオで音だけを聴いた時は“変わった曲だなぁ”と思った。しかし、そのあと映画を観ると、映像と音楽の関係性が理解できて、“なるほど!”と納得したのだが、誰もがよく知っている印象的なリフは一度聴いたら耳について、しばらく頭の中で勝手にリピートされていた。この曲、ライヴ時には花火や火薬なども使われ、大いに盛り上がる仕掛けになっている。録音は『Red Rose Speedway』の時に終わっていたが、映画がらみの権利関係によるものかアルバムには収録されず、シングルとしてリリースされている。余談だが、同時期に録音され、シングルのみでリリースされた「Hi,Hi,Hi/C・ムーン」(’72)もある。ビルボードで全米2位となった。

okmusic UP's

トピックスRSS

ランキング