パスピエ、FaRaoにて"音楽ルーツ"チャンネル開設!

okmusic UP's / 2014年7月18日 11時0分

パスピエ (okmusic UP's)

今回の『FaRao Music Discovery』でフィーチャーするのは、6月18日に2ndフルアルバム『幕の内ISM』をリリースしたパスピエ。昨年のアルバム『演出家出演』で注目度を高め、数々のフェスでも人気と動員をぐんぐん増してきたバンドだ。ダイナミックな緩急のエネルギーとオリエンタルなポップセンスに満ちた新作を経て、この夏、さらなる盛り上がりを作ってくれることは間違いないはず。というわけで、今のロックシーンにおいても独特の存在感を放つ彼らのルーツとつながりを探っていこう。
【パスピエの画像】

パスピエは、成田ハネダ(Key)、大胡田なつき(Vo)、三澤勝洸(Gu)、露崎義邦(Ba)、やおたくや(Dr)の5人組。結成は2009年で、“印象派とポップロックをかけ合わせたい”というコンセプトのもと成田が大胡田を誘い、そしてメンバーを集めていったという。バンド名の由来は、成田が好きなドビュッシーの曲名より。成田はもともと東京藝術大学でクラシックを学び、将来はピアニストになりたいと思っていたが、大学1年目の冬に『COUNTDOWN JAPAN』へ行ったことをきっかけにバンドに傾倒したという異色の経歴の持ち主だ。

というわけで、まずはクラシックと00年代以降の邦楽ロックというふたつがパスピエの影響元として大きな要素になっているのだが、彼らのルーツはそれだけじゃない。成田ハネダが自身のフェイバリットとしてたびたび挙げているのが80年代のニューウェイブやテクノポップだ。1stアルバム『演出家出演』時のインタビューで成田が自身のルーツとして挙げたアルバム5枚は、おしゃれTVの『おしゃれTV』、矢野顕子の『峠のわが家』、フジファブリックの『FAB FOX』、トーキング・ヘッズの『リメイン・イン・ライト』、ジャクリーヌ・タイエブの『ザ・フレンチ・マドモワゼル』という並び。

中でも成田にとって矢野顕子の存在は大きいという。リアルタイムで聴いてきたわけではないけれど、日本のポップスを掘り下げて聴いていくうちにYMOに出会い、そこから聴く音楽がぐっと広がったのだそうだ。別のインタビューでも近田春夫率いるビブラトーンズ、ジューシィ・フルーツなどの影響を語っている。

そして、同じインタビューで大胡田なつきが挙げていた5枚は、小川美潮の『4to3』、スティーリー・ダンの『彩(エイジャ)』、ナンバーガールの『SCHOOL GIRL DISTORTIONAL ADDICT』、Quaの『Painting Monsters On Clouds』、AIRの『Pocket
Symphony』。こちらも邦楽ロックからAOR、エレクトロニカまでジャンルレスな並びだ。幅広い深い音楽への知識と愛情が、パスピエの独特のセンスの源になっているわけなのである。シングル「MATATABISTEP / あの青と青と青」のカップリングで電気グルーヴの名曲「Shangri-La」のカバーを披露していたのも、その一貫と言っていいだろう。

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