名古屋が燃えた! 18年ぶりの黒夢 BOYS ONLY!

okmusic UP's / 2014年11月16日 18時0分

11月15日@名古屋ダイアモンドホール (okmusic UP's)

デビュー20周年のアニバーサリー・イヤーを駆け抜けている黒夢が、11月15日、名古屋ダイアモンドホールで『The second coming of 1996 BOYS ONLY』と銘打ち男限定のライヴを行った。

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会場内に入ると、オールスタンディングのフロアに詰めかけた800人強の発する熱が充満している。この空気は久しぶりだ、と思う。遡ること1996年6月15日――黒夢は旧赤坂BLITZでBOYS ONLYライヴをやっている。今でこそ数々の男限定ライヴが行われているが、当時、メジャーシーンの先端に居るロックバンドがBOYS ONLYをやることはまずなく、彼らがその後の流れを作ったと言える。黒夢がシーンに付けた爪痕のひとつなのだ。

今夜のダイヤモンドホールには、当時をリアルタイムで知っている年齢層の人、映像や文字情報でそういうことがあったことを知ったであろう若い層も居る。

18時30分。BGMが切り替わり、客フロアの電気が消えると、“ウォー”という地響きのような野太い歓声が轟く。そんな中、サポートミュージシャンのK-A-Z(G)、YOUTH-K!!!(Ds)、そして人時、清春が定位置に着く。モニターに片足をかけた清春が「名古屋ー!!!」と叫んだのを合図に、刺々しいサウンドが放たれる。オープニングナンバーは「FAKE STAR」だ。高かったオーディエンスのテンションのさらに上を行く、演奏と歌。人時が前後に体を大きく降りながらベースを弾く。清春が足でリズムを取りながら叫ぶように歌い、そしてカップの水を観客フロアにブチ撒ける。これに観客も「Oi Oi Oi」と声を上げ、拳を振り挙げて、食らいつく。

続いたのは、今の黒夢が生み落とした1曲「I HATE YOUR POPSTAR LIFE」。“Hate, Star life”と清春は歌う。初めてBOYS ONLYライヴをやったのと同じ1996年に彼らは「FAKE STAR」を世に出し、そこで金が目安の歌詞や買収した人気が本物とされるなら僕はニセモノの不適なFAKE STAR、と言い切ったわけだが、その頃と黒夢の二人の根っこにある大切な気持ちは、何も変わっていない、と改めて感じる。その嘘のニオイがない音楽に、オーディエンスは、古い曲、新しい曲の境なく、夢中になって歌い、跳ねている。

「ハロー、名古屋。待ってましたBOYS ONLY、今日は女子の目を気にすることなく、日本中で一番最悪の日にしましょう」

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